5. 女性特約が必要な人の特徴

女性特約はどんな人におすすめか、詳しく見ていきましょう。

5.1 治療環境を重視する人

女性特有の疾患やがんに罹患した際、プライバシーが保たれた環境での療養を希望する人には女性特約がおすすめです。個室利用による差額ベッド代を、追加給付金でカバーできます。

5.2 がんリスクを重視する人

家族にがんの罹患者がいる人など、がんリスクを特に心配する人は、手術給付金も上乗せされる女性特約の検討をおすすめします。
女性特約は、女性が罹患する病気しか保障されないと思われがちですが、がんに関しては発症部位を問わず女性特約で保障されるケースが一般的です。
がんに手厚く備えておきたい人は、がん保険などの保障と併せて、女性特約を付加した医療保険も検討してみると良いでしょう。

5.3 将来の妊娠・出産を予定する人

異常分娩や妊娠合併症のリスクに備えたい人にも女性特約はおすすめです。ただし、既に妊活を開始している場合や、現在妊娠中の場合、加入制限がかかったり条件付き契約となる可能性があります。

6. 女性特約検討時の注意点

女性特約の付加を検討する際にはいくつか注意するポイントがあります。主な注意点を解説していきます。

6.1 保険会社による保障範囲の違い

女性特約で保障される範囲は、保険会社によって異なります。
中には、帝王切開では女性特約の手術給付金を受け取れないケースもあるため、加入時には注意しておきましょう。
詳細は、インターネットで公開されている約款等でも確認できます。

6.2 保障と保険料のバランス

女性特約を付加すると、その分毎月の保険料に特約保険料が上乗せされます。
保障内容と保険料のバランスに問題はないか、毎月継続して支払っていける範囲になっているかをしっかり確認しましょう。

6.3 既存の保障との重複確認

既に加入している他の保険や、勤務先の団体保険などと保障が重複していないか、事前に確認しておくことも大切です。
もちろん保障を複数持っておくことで手厚い保障を用意でき、安心感が増すというメリットはあります。
しかし、その分保険料も毎月重複して支払っていることになります。
保障の重複を省くことで、保険料の節約にも繋がります。

7.  まとめ

女性特約は、女性特有の病気に手厚く備えておきたい人には非常におすすめの特約です。特に若年層からの乳がんや子宮がんのリスクを考慮すると、早期から検討する価値があるといえるでしょう。

ただし、保険会社により保障内容や条件が大きく異なるため、自身のライフプランと健康リスクを総合的に評価しながら選択することが大切です。

いくつかの保険会社の商品を比較し、自分に適した商品を選ぶよう心がけましょう。

参考資料

ほけんのコスパ編集部