9月に入り、朝晩の涼しさとともに秋の気配を感じる季節になりました。9月は防災の日や敬老の日があり、暮らしやお金の備えを見直す方も多いのではないでしょうか。
実は、老後の生活を支えるために国や自治体が用意している公的な給付金や手当の多くは「申請しないともらえない」仕組みになっています。知らないままでは、本来受け取れるはずのお金を逃してしまうことも。
この記事では、老齢年金生活者支援給付金や各種手当など、申請が必要な公的支援について、最新情報とともにわかりやすく解説します。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
1. ”申請しないともらえない”公的なお金は意外と多い
公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。
ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。
国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。
申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。
公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。