4. まとめ|公的年金だけに頼らない生活設計を
厚生年金と国民年金をあわせても、受給額には大きな個人差があるのが現実です。
男性の6割以上は月15万円以上を受給していますが、中にはそれを下回る人も少なくありません。
受給できる年金や、その他の所得が一定基準額以下の場合は「年金生活者支援給付金」という制度を活用できます。
しかし、年金生活者支援給付金の給付額は月額で数千円単位にとどまり、年金生活全体を補うには難しい傾向にあるでしょう。
そのため、老後の家計を安定させるには「公的年金以外の収入源」や「取り崩せる金融資産」を持つことが重要になります。
まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自分の年金見込み額を確認し、今からできる準備を始めてみましょう。
参考資料
加藤 聖人
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)