ニュースや雑誌を見ていると、「高い利回りに惹かれて未公開株や社債に投資をしたら詐欺だった」「銀行にすすめられた高分配の投資信託を購入したら暴落。老後の貯蓄の多くを失った」などお金に関する怖い記事をたびたび目にします。

働き盛りのときであれば、辛いことであるのは間違いありませんが、ある程度の損失は給与所得でカバーすることができるかもしれません。しかし、収入が決して多くないであろう老後の時期に大きな損失が発生したら日々の生活に悪影響が出かねません。

どうすれば老後の貯蓄を守ることができるか見ていきましょう。

※ 貯蓄とは銀行預金など預貯金だけでなく、株式、投資信託など換金性の高い金融資産も含みます。

老後の生活に必要な資金は投資に回さない

まずはシンプルですが、老後の生活に必要な資金は必ず確保し、その資金は損失可能性のある投資などに回さないようにすることが鉄則です。