電力制御などに使われるパワー半導体の増産機運が高まっている。背景にあるのが、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)といった環境対応車の増加と電装化比率の向上だ。米中貿易摩擦や世界経済の不透明感によって自動車生産台数の増加にはブレーキが掛かり気味だが、半導体製造装置の業界団体SEMIの調べによると、電装化比率の向上によりパワー半導体の月産能力は2022年に650万枚以上に拡大する見通しで、18年から100万枚以上増えることになるという。メモリーを中心に半導体市況には停滞感が強まっているが、パワー半導体は19年以降も着実に増産対応が進みそうだ。