8月15日は年金支給日です。

年金は前2カ月分がまとめて支払われるため、8月15日に支給される年金は6月・7月分となっています。

年金は前2カ月分がまとめて支払われる1/5

年金は前2カ月分がまとめて支払われる

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」

ただし、年金支給日に支払われる年金額は人によって大きく異なるため注意が必要です。

では、みなさんが受け取っているもしくは将来受け取る年金は、平均よりも多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか。

本記事では、厚生年金と国民年金の「最新平均月額」を年齢別に早見表で紹介します。

自分の年金受給額との差を確認してみてください。

1. 年金制度は「2階建て」

まず初めに、日本の年金制度について知っておきましょう。

日本の年金は、原則誰もが受給できる「国民年金」と会社員や公務員などの勤務経験がある人のみが受給できる「厚生年金」の2階建てです。

年金制度は「2階建て」2/5

年金制度は「2階建て」

出所:厚生労働省「日本の公的年金は「2階建て」」

会社員や公務員は国民年金と厚生年金をどちらも受給できるため、年金受給額は比較的高額となります。

一方で、専業主婦や自営業者は厚生年金を受け取れないため、受給額は比較的少額です。

2. 厚生年金受給者の「最新平均月額」を《早見表》で確認!

会社員や公務員などの「国民年金と厚生年金を両方受け取れる」厚生年金受給者の平均年金受給額を確認しましょう。

厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給者の年齢別に見た平均年金受給額は以下のとおりです。

厚生年金受給者の年齢別に見た平均年金受給額3/5

厚生年金受給者の年齢別に見た平均年金受給額

出所:厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

2.1 厚生年金+国民年金「年齢別」平均年金受給額《早見表》

  • 65歳:14万5876円
  • 66歳:14万8285円
  • 67歳:14万9205円
  • 68歳:14万7862円
  • 69歳:14万5960円
  • 70歳:14万4773円
  • 71歳:14万3521円
  • 72歳:14万2248円
  • 73歳:14万4251円
  • 74歳:14万7684円
  • 75歳:14万7455円
  • 76歳:14万7152円
  • 77歳:14万7070円
  • 78歳:14万9232円
  • 79歳:14万9883円
  • 80歳:15万1580円
  • 81歳:15万3834円
  • 82歳:15万6103円
  • 83歳:15万8631円
  • 84歳:16万0059円
  • 85歳:16万1684円
  • 86歳:16万1870円
  • 87歳:16万2514円
  • 88歳:16万3198円
  • 89歳:16万2841円
  • 90歳以上:16万0721円

厚生年金受給者は、平均で月14万~16万円ほどの年金を受け取っています。

年齢を重ねるほど年金額が高くなるのは、旧制度の加算がまだ適用されている世代が多く、また高度成長期に高収入で長期間保険料を納めた人が多いためだと考えられます。

3. 国民年金の「最新平均月額」を《早見表》で確認!

先ほど厚生年金受給者の年金受給額を確認しましたが、会社員や公務員経験がない専業主婦や自営業者は厚生年金をもらえません。

受け取れるのは国民年金のみです。

では、国民年金の平均受給額は月額どのくらいなのでしょうか。

厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の年齢別に見た平均年金受給額は以下のとおりです。

国民年金の年齢別に見た平均年金受給額3/5

国民年金の年齢別に見た平均年金受給額

出所:厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

3.1 国民年金「年齢別」平均年金受給額《早見表》

  • 65歳:5万9599円
  • 66歳:5万9510円
  • 67歳:5万9475円
  • 68歳:5万9194円
  • 69歳:5万8972円
  • 70歳:5万8956円
  • 71歳:5万8569円
  • 72歳:5万8429円
  • 73歳:5万8220円
  • 74歳:5万8070円
  • 75歳:5万7973円
  • 76歳:5万7774円
  • 77歳:5万7561円
  • 78歳:5万7119円
  • 79歳:5万7078円
  • 80歳:5万6736円
  • 81歳:5万6487円
  • 82歳:5万6351円
  • 83歳:5万8112円
  • 84歳:5万7879円
  • 85歳:5万7693円
  • 86歳:5万7685円
  • 87歳:5万7244円
  • 88歳:5万7076円
  • 89歳:5万6796円
  • 90歳以上:5万3621円

国民年金の平均年金受給額は月5~6万円程度です。

やはり、厚生年金受給者と比較して受給額は少額となります。

また、国民年金は厚生年金と違って平均年収や勤務期間による受給額の変動はありません。

そのため、保険料を満額納めている人であれば、基本的に受給額に大きな差は出ないです。

4. 【65歳以上夫婦のみの無職世帯】1カ月あたりの平均支出はいくら?

本記事では、厚生年金と国民年金の平均受給額を早見表で確認しました。

ただし、老後生活で重要なのは「年金収入と支出のバランス」です。

年金収入が平均より少なくても、生活費が年金収入を下回っていれば、生活上の問題はないでしょう。

一方で、年金収入が平均より多くても、生活費が年金収入を上回っていれば、年金以外に貯蓄などの備えが必要です。

参考までに「65歳以上夫婦のみの無職世帯」の1カ月あたりの平均支出は以下のとおりです。

「65歳以上夫婦のみの無職世帯」の1カ月あたりの平均支出5/5

「65歳以上夫婦のみの無職世帯」の1カ月あたりの平均支出

出所:総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」

4.1 65歳以上の夫婦のみ無職世帯の支出(月額)

・食料 7万6352円
・住居 1万6432円
・光熱・水道 2万1919円
・家具・家事用品 1万2265円
・被服及び履物 5590円
・保険医療 1万8383円
・交通・通信 2万7768円
・教育 0円
・教養娯楽 2万5377円
・その他の消費支出 5万2533円
 うち諸雑費 2万2125円
 うち交際費 2万3888円
 うち仕送り金 1040円
・直接税 1万1162円
・社会保険料 1万9171円
合計 28万6877円

夫婦の合計で社会保険料や税金を合わせた平均支出は、月28万6877円となっています。

ぜひ、今の自分の世帯の支出と比較してみてください。

支出が平均より多く、さらに年金収入を上回っている場合には、固定費の削減などを検討するなどして、節約方法や資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

苛原 寛