【日経平均株価考察】日経平均は高値圏で史上最高値更新も視野に

2. 直近の戻り高値を超える勢い

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、7月24日には一時、4万2065円まで上昇しました。

その後はいったん調整となり、25日移動平均線付近まで下落しました。ただ、先週初8日に25日線にタッチするとそこから反発。その後は陽線が続き、一時、4万2033円と、24日の戻り高値に迫りました。

今週、ここを超えてくれば一段上のステージに上がります。目標はもちろん、2024年7月につけた最高値の更新です。超えることができなければ、4万円～4万2000円の間でのもみ合いになるでしょう。25日線などの移動平均線も近いですが、これらを割ったとしても、過去のチャネルの下限である3万9000円付近を下回らなければ引き続きチャネル内での動きになるでしょう。

参考資料

• 日本経済新聞　日経平均株価

下原 一晃