猛暑が続く8月は、冷房代や水道光熱費がかさみ、年金暮らしの高齢者にとっては家計への負担が一段と重くなる季節です。
そんな中、生活を少しでも支える制度として注目されているのが、「年金生活者支援給付金」です。この制度は、所得が一定基準以下の年金受給者に対して、毎月の年金に上乗せして給付金を支給するもので、申請しなければ受け取れないという点が大きな特徴です。
2025年度の給付額は、前年度より2.7%増額され、老齢年金生活者支援給付金の基準額は月額5450円、年間で約6万5400円となっています。
この記事では、制度の概要や対象条件、給付額の目安、申請の流れについて、わかりやすく整理しました。
1. 毎年9月の第1営業日から「はがき型の請求書」が送付!届かない場合はどうする?
年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。
日本年金機構によると、新たに年金生活者支援給付金の対象となる方には、毎年9月の第1営業日より「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次、郵送される予定です。
もし、新たに対象となるのに届かない場合は、以下のいずれかの方法で問い合わせをするとよいでしょう。
1.1 「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届かない場合の連絡先
年金生活者支援給付金は、年金収入やその他の所得額が一定基準以下の年金生活者を支援するために、2019年にスタートした制度です。給付金は2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。