保険は万が一に備えて加入するものですが、日本の社会保障制度はしっかりしており、最低限の保険でもなんとかなると言われています。死亡した時に遺族が受け取る金額は妥当か、入院や手術時の特約が多くてその分保険料が高くなりすぎていないかチェックして、過剰だと思ったら解約または切り替えをしましょう。

また、会社で従業員向けの団体保険などがある場合は月に数百円程度に抑えることもできるようです。その分保険料に使っていたお金を貯金に回すことができますよ。

携帯代も見直しがしやすい費目で、レガシーキャリアから格安スマホに乗り換えることで半額以下に使用料を減らせる場合もあります。携帯代が毎月1万円以上かかり負担だと思っているならば、早めに切り替えを検討するといいでしょう。

毎月一定額の積立貯金を先取りで行う

独身の場合は旅行や衣服、趣味など、誰の干渉も受けずに好きにお金を使えるのが特権ですが、自らきちんと貯蓄しようと決めなければ毎月ギリギリの生活になってしまいます。余ったお金を貯蓄に回すというのは、よほど自分に厳しい人ではない限り難しいので、給料日に前もって貯蓄用に分けてしまう方法がおすすめです。

運用に自信がない場合は貯蓄用の口座に振り分けるだけでも良いですし、ある程度預金があり、資産運用に興味があるなら「つみたてNISA」や個人型確定拠出年金「iDeCo」の制度を使い投資信託を購入してみるのも良いのではないでしょうか。こうした制度の特徴を知りたい方は以下を参考にしてください。

>> iDeCoとつみたてNISAとNISA、結局どれを選べばいいの?

また、ボーナス支給時は貯蓄を増やすチャンスなので、なんとなくダラダラ使ってしまうということがないように、何に使うかを前もって決めておいて、使わない分は貯蓄用に振り分けるようにしましょう。

まとめ

独身の一人暮らしの場合、厳しくお金の管理をしている人は少ないのではないでしょうか。好きなものにお金を使えることは独身時代の特権とも言えますが、いずれは将来を見据えて貯蓄を増やす努力を始めなければいけません。

今回紹介した内容は意識次第で簡単に節約につながる内容です。何から手をつけて良いかわからない人は、食費・外食費を見直したり、保険料や携帯代の見直しで固定費を減らして、その分を貯蓄に回すことからまず始めてみてください。

LIMO編集部