3. 【貯蓄額】20歳代・30歳代・40歳代・50歳代・60歳代・70歳代（単身・二人以上）
J-FLEC（金融経済教育推進機構）「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとに、単身世帯と二人以上世帯の年代別の貯蓄額をご紹介します。
なお、これからご紹介する貯蓄額（＝金融資産保有額）には、生活費に充てる普通預金残高は含まれません。
将来の備えとして置いている普通預金残高のほか、定期預金や金銭信託、投資信託、株式、国債、保険などの金融商品残高が含まれます。
3.1 単身世帯《20歳代～70歳代》
上表のとおり、全ての年代において平均と中央値が乖離しています。年代が上がるごとにその幅は高くなる傾向にあり、とくに50歳代以上では1000万円以上も乖離しています。
50歳代は金融資産非保有、つまり貯蓄ゼロの世帯が40.2％を占めている点にも注目です。とくに単身世帯では、収入の多寡と貯蓄額が必ずしも比例していない実態が浮き彫りになっています。
その他の年代においても、貯蓄ゼロの世帯は少なくありません。
3.2 二人以上世帯《20歳代～70歳代》
二人以上世帯においても、上表のとおり、貯蓄ゼロの世帯の割合が最も高いのは50歳代です。
60歳代、70歳代の貯蓄額にも注目です。3000万円以上の世帯と貯蓄ゼロの世帯がそれぞれ約2割を占めており、貯蓄がある世帯とない世帯で二極化しています。
4. まとめ
本記事では、都道府県別の平均貯蓄額と平均負債額をランキング形式でご紹介しました。
また、年代別の貯蓄状況についても、単身世帯と二人以上世帯に分けて詳しく見てきました。
貯蓄や負債の状況は、世帯のライフスタイルや価値観によって大きく異なります。
本記事の内容が、ご自身の家計を見直すきっかけになれば幸いです。
参考資料
マネー編集部貯蓄班
