5. まとめにかえて

交通事故は、「まさか自分が」と感じるかもしれませんが、残念ながら誰にでも起こりうる身近なリスクです。

警察庁のデータを見ると、全国で年間約29万件、つまり約1分49秒に1件という高い頻度で発生しています。特に7月以降は死者数が増加傾向にあるため、いつも以上に注意が必要です。また、75歳以上の高齢ドライバーは死亡事故率が75歳未満の約2倍と高く、特に「単独事故」の割合が多いという特徴も見られます。こうしたリスクに備えるためには、対人賠償に限定された自賠責保険だけでは不十分な場合が多いため、車両保険や人身傷害保険など、ご自身の状況に合わせた任意保険への加入や見直しが非常に重要になります。

ぜひ、この機会に保険の補償内容を確認してみてはいかがでしょうか。

参考資料

村岸 理美