3. 「未使用口座管理手数料」該当する口座の条件とは
2年以上、入出金取引がない普通預金口座は未使用口座管理手数料の対象となりますが、多くの銀行では「口座残高が1万円未満の口座」を対象としているようです。
また、口座残高が1万円未満でも、下記のようなケースは未使用口座管理手数料の対象にならないなど、銀行ごとにルールが定められています。
3.1 未使用口座管理手数料の対象外となるケース
- 同一名義でローン契約がある
- 同一名義でNISA口座を開設している
- 同一名義で定期預金や投資信託、国債、投資一任契約、外貨預金、生命保険などを契約している
- 同一名義で銀行が定める特定サービスプランの対象である
など
ご利用の銀行がどのようなルールであるか、確認しておきましょう。
4. 「未使用口座管理手数料」は手数料が引かれる前に通知がある
未使用口座管理手数料の対象となった場合、手数料を徴収する前に銀行から郵送やメールで案内が送付されます。
通知後、一定期間(3カ月程度)中に入出金を行えば「使用中」とみなされ、手数料対象外になります。
もし、通知後、一定期間中に入出金がなければ、手数料が引かれてしまいますので留意しましょう。
5. 口座残高が「未使用口座管理手数料」に満たない場合は?
未使用口座管理手数料の対象となる口座の残高が、手数料に満たないケースもあるでしょう。
この場合は、残高全額が未使用口座管理手数料として引き落とされ、口座は自動的に解約となります。
未使用口座管理手数料が1320円で、口座残高が1000円だった場合には、1000円が引き落とされて残高がゼロになり、自動解約となるのです。
なお、解約された口座は復活できません。引き落とされた残高の返金もされないケースがほとんどですので、留意しておきましょう。