Song合同会社は6月30日、お盆の費用に関する調査結果を発表しました。この調査は、6月15日から27日にかけて、20〜40歳代の男女300名を対象にインターネットで実施されました。

帰省にかかる費用(交通費と宿泊費の合計)は、20歳代独身で2万3000円、30歳代共働きで5万円、40歳代家族で8万5000円となっており、年代や家族構成によって負担が増す傾向が見られました。

特に宿泊費の上昇が目立ち、40歳代では5万円に達しています。

支出の内訳を見ると、お墓参りが40%、手土産が35%、その他の費用が25%を占めており、宿泊費や交通費以外にも大きな出費が発生していることがわかります。

「親戚が多く、手土産だけで1万5000円以上かかった」「お墓の清掃代を頼んだら5000円請求された」「親戚一同で外食し、割り勘でも7000円の負担になった」などの具体的なエピソードも寄せられました。

また、お盆の出費を抑えるために何らかの節約対策を講じた人の割合は、2023年に20%、2024年に35%、2025年には50%へと増加しています。

物価上昇が続く中、お盆のような行事にかかる費用は、生活に必須ではない一方で軽視できない負担となっています。こうした出費に備えるためには、日頃からの計画的な貯蓄がより一層重要になってきています。

今回は、そうした背景を踏まえ、30〜40歳代の貯蓄事情について詳しく見ていきます。