2. 【40歳代・二人以上世帯】平均貯蓄額と中央値はどれくらい?
続いて、同資料から「40歳代・二人以上世帯」の金融資産保有額階層ごと世帯割合(金融資産を保有していない世帯を含む)についてみていきましょう。
- 金融資産非保有:25.7%
- 100万円未満:11.2%
- 100~200万円未満:6.2%
- 200~300万円未満:6.1%
- 300~400万円未満:4.6%
- 400~500万円未満:3.3%
- 500~700万円未満:7.7%
- 700~1000万円未満:6.4%
- 1000~1500万円未満:8.2%
- 1500~2000万円未満:3.8%
- 2000~3000万円未満:5.5%
- 3000万円以上:6.5%
- 無回答:4.9%
- 平均:944万円
- 中央値:250万円
40歳代・二人以上世帯と30歳代・二人以上世帯の金融資産保有状況を比較すると、金融資産を保有していない世帯の割合は、30歳代が24.5%、40歳代が25.7%とほぼ同じ水準です。
一方で、資産額の分布を見ると、40歳代では1000万円以上の金融資産を保有している世帯の割合が約24%と、30歳代の18.4%より高くなっています。
中央値も30歳代の180万円に対し40歳代は250万円と上昇しており、平均値も30歳代の677万円から40歳代の944万円へと増加しています。
平均や中央値は全体の目安にはなりますが、家庭ごとに必要な貯蓄額は異なります。家族の人数や生活スタイル、収入や支出の状況によっても変わってくるため、自分たちにとってどのくらいの資金が必要かを考えることが大切です。
また、いざというときに慌てないためにも、自分に合った方法で無理なく続けられる貯蓄をしておくことが重要です。
毎月少しずつでも積み立てることや、使い道を明確にした貯金など、生活に合わせて計画的に準備しておきましょう。貯蓄は無理をしすぎず、長く続けることが大切です。
3. 出費を見越した貯蓄計画を立てよう
今回はお盆の費用に関する調査をもとに、30歳代・40歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額と中央値について確認しました。
お盆や夏休みといった季節のイベントはどうしても出費が増えがちですが、事前に支出の見通しを立て、計画的に貯蓄をしておくことが大切です。
また、「預金だけでは思うように増えない」と感じる場合には、資産運用の活用を検討してみても良いでしょう。
資産運用に伴うリスクとリターンを理解した上で、ご自身に合った資金計画を組めば、効率的に資産を増やすが期待できます。
予期せぬ出費に慌てることのないよう、無理のない計画を立て、お盆を迎えられるよう準備を進めていきましょう。
参考資料
マネー編集部貯蓄班