夏本番を迎え、長期休暇を取得予定という方も多いでしょう。今年こそは!と旅行を計画している方もいるのではないでしょうか。

予定を立てるときから旅行の楽しさが始まりますし、パンフレットやガイドブックを読むだけでもわくわくしますね。

友人や家族と「どこに行く?」「このご当地ご飯が気になる!」と盛り上がる旅行計画期間。楽しいひとときのはずなのですが…、計画中に、ちょっとした「困った」に直面したという経験はないでしょうか。

「いいプランを見つけたから家族に共有したい」「このページの部分だけ、友達にLINEで送りたい」こんなときにiPhoneでサクッと写真を撮って共有しようとすると、うまく撮れないということはあるあるです。

  • なんか斜めになってる
  • 文字がぼやけて読みにくい
  • どうしても変な影が入ってしまう

旅行の計画時だけでなく、子どもが学校で持ち帰るプリントの撮影や会社へ提出する書類の撮影など、多くのiPhoneユーザーが日常的に経験する共通の不満ではないでしょうか。

実は、iPhoneには紙の書類を驚くほどきれいにデジタル化できる、とっておきの機能が隠されています。

誰もが使い慣れている「メモ」アプリに搭載された「書類をスキャン」という機能を使いこなせば、こうした紙の撮影時に生じるイライラを解決し、夏の旅行計画をスムーズに進められるようになるでしょう。

1. カメラで「紙の書類」をパチリ!→なぜか歪んでイライラ

カメラで「紙の書類」を撮影すると、うまくいかないことがあります。まずはその理由を見ていきましょう。

1.1 スマホカメラ「広角レンズ」の落とし穴

多くのスマートフォンと同じく、iPhoneの標準カメラは「広角レンズ」を搭載しています。これにより、広大な風景や集合写真など「広い範囲を一度に写したい」という要望が叶えられるようになりました。

一方で、広角レンズは広い画角を捉えるという特性上、写真の端がわずかに歪んで写ってしまう傾向があるのです。少し斜めから撮影しようとすると、その歪みが顕著に現れやすいです。

物理的なレンズの特性によるものなので、通常のカメラアプリでは自動的に補正できません。