2. 宇宙を漂う素粒子・ニュートリノを観測する「ハイパーカミオカンデ」
話題となった施設は、岐阜県飛騨市神岡町に建設中の巨大な地下実験施設「ハイパーカミオカンデ」。
超大型の純水タンクに超高感度光センサーを取り付け、「ニュートリノ」という宇宙に多く存在する素粒子を観測するための装置です。タンクの直径は68メートル、深さは71メートルで、完成すれば世界最大級のニュートリノ観測装置となるのだとか。
投稿主の@dydt_Naoさんはハイパーカミオカンデの採掘現場の見学会に参加し、そこで話題となった写真を撮影したそうです。
この投稿には、「目の錯覚かと思ったらしっかり椅子よりでけぇ」「人より大きい三角コーン」「大きさの概念こわれる」「よくマラソン大会で折り返し地点にある三角コーンだ」といったコメントが続々と寄せられました。
ほかにも、「めちゃくちゃ羨ましい」「ハイパー見たい」「スーパーが最終形態じゃなかったのか」といったコメントも多く、ハイパーカミオカンデそのものにも大きな注目が集まりました。
ハイパーカミオカンデのスケールがやばすぎてさりげなく真ん中に置いてある三角コーンがクソデカサイズであることを見逃すところだったやつ pic.twitter.com/m9dKxhOere
— dydt (@dydt_Nao) June 29, 2025
3. 文部科学省の2025年度の科研費予算は約2379億円
話題となったポストに関連して、ここからは文部科学省の「科学研究費助成事業(科研費)」について紹介します。
今回話題となったハイパーカミオカンデをはじめとする最先端の基礎科学研究を支える枠組みとして欠かせないのが、文部科学省による「科学研究費助成事業(科研費)」です。
科研費とは、大学や研究機関に所属する研究者が申請できる競争的資金のこと。
物理学や天文学などの基礎研究から応用技術まで幅広い分野を対象にしており、公募の中から選ばれた優れた研究に対して、必要な資金が支援されます。
2024年度は新規採択課題と既存の課題を含めて8万件の研究を支援。2025年度の予算は、約2379億円となっています。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっているハイパーカミオカンデを紹介しました。
参考資料
小野田 裕太