2. SNSでのリクエストがきっかけ
泥だんごを見たXユーザーからは、「だんごに見えない」「これは素晴らしい!もう工芸品です」「ほぼダイヤモンドでいいだろう」「うそやろ…これが泥団子…?すげぇ…反射してる主さんも嬉しそう」「シリコン結晶の球体並み」といった驚きの声が続出。
@MPgybuHx96dPQqLさんに鉛筆の芯を振りかけた経緯を聞いてみると「YouTubeのフォロワーさんからのリクエスト」がきっかけだったと話します。
「日々、世界中から様々なリクエストが送られてきます。中でも炭とグラファイトはとくに多かったです。両方とも光りましたが、グラファイトの方がより鏡のような仕上がりになりました!」と、さまざまな検証結果を教えてくれましたよ。
泥だんごの制作には、およそ2〜3日かかるとのこと。「乾燥させて寝かせたり、少し磨いて時間を置いて、また磨く…この繰り返しで、完成後も剥がれず美しさが保たれる泥だんごになります」と説明します。
3. オランダで泥だんごを作っている
@MPgybuHx96dPQqLさんと泥だんごとの出会いは「コロナ禍の頃」だったそう。
「夫がリモートワークになり、当時まだ小さかった子どもたちと家にいられず、毎日公園に入り浸るようになりました。そこから1日7〜8時間、2年間泥だんごを作り続け、作っては砂場に還す…そんな日々。その頃、心がとても辛く沈んでいたのですが、泥だんごを作ることで少しずつ心が軽くなっていきました」と当時を振り返ります。
現在はオランダで暮らしている@MPgybuHx96dPQqLさん。「移住してからは、砂質の土でうまく作れず、しかも土を自由に持ち帰れないため、一度は諦めました」と断念したこともあったといいます。
「でも、悩みが重なった時期にどうしてもまた作りたくなって、現地で手に入る材料で再開しました。そこから少しずつSNSを通じて、ワークショップやキット販売、作品販売へと広がり、今はお仕事として成り立っています」と、現在までのいきさつを話してくれました。
4. 今後は「世界中の泥だんご愛好家をつなぐリーダー」になりたい
Xでも数々の泥だんごを公開している@MPgybuHx96dPQqLさん。
今後は、世界泥だんご協会を立ち上げ、世界中の泥だんご愛好家をつなぐリーダーになっていこうと考えているそうです。
「土の魅力や、自然と触れる時間は心と体を元気にしてくれます。陶器、タイル、土壁など自然素材を扱う建築関係や教育機関など、協賛してくださる企業さまがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。世界進出に向けて、とても心強いです。どうぞよろしくお願いします!」と、今後への展望を明かします。
泥だんごに『鉛筆の芯』を振りかけたら…
— noriko🇳🇱世界泥だんご協会🌏会長(仮) (@MPgybuHx96dPQqL) June 27, 2025
ほぼ鏡🪞。磨きを極め過ぎて泥だんごの向こう側へ行ってます。🥴 pic.twitter.com/KtizdfPBMW
5. 一世帯当たりの文房具の消費支出は
「鉛筆の芯を振りかけた泥だんご」が話題となったことに関連して、一世帯当たりの文房具の消費金額を紹介します。
総務省統計局の家計調査によると、2024年の一世帯あたり(世帯人数2人以上、年間あたり)の文房具の消費支出は6257円でした。そのうち「筆記・絵画用具」は1124円、「ノート・紙製品」は2603円です。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「泥だんごに鉛筆の芯を振りかけた結果」を紹介しました。
参考資料
小野田 裕太