6. さいごに「元信金職員として、ひとこと」

今回をきっかけに、老後から逆算して必要な資産をどう形成していくか、考える機会にしてみましょう。筆者は信用金庫に勤務していた頃、年金だけで生活することに不安を抱えるお客様と多く接してきました。中には「もっと早く準備しておけばよかった」と話される方もいらっしゃいました。
そうならないためにも、ファイナンシャルアドバイザーに相談してライフプランを作成してみてはいかがでしょうか。老後資金の準備は、ただ貯蓄するだけではありません。家計の見直しやキャリアアップ、資産運用など、自分に合った方法を見つけることが大切です。まずは今の状況を把握することから始め、安心できる老後を目指して少しずつでも動き出していきましょう。

参考資料

野平 大樹