“超”がつく異常事態! 日経平均株価は今年最大の下落率に

【東京株式市場】 2018年12月25日

株式市場の振り返り-日経平均株価は5日続落、一時19,000円割れ目前まで売られる

2018年12月25日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,155円(▲1,010円、▲5.0%) 大幅5日続落
  • TOPIX 1,415.5(▲72.6、▲4.9%) 大幅5日続落
  • 東証マザーズ総合指数 757.0(▲54.0、▲6.7%) 大幅3日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:27、値下がり銘柄数:2,096、変わらず:8
  • 値上がり業種数:0、値下がり業種数:33
  • 年初来高値更新銘柄数:0、年初来安値更新銘柄数:1,588

東証1部の出来高は17億1,656万株、売買代金は2兆6,167億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。米国株の急落が一向に歯止めがかからないことに加え、比較的落ち着いていた為替相場が急速な円高に振れたことなどから、リスクオフムードが一気に高まり、投げ売りが相次いだようです。

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外国人投資家の多くがクリスマス休暇で参加していなかったことを踏まえると、2兆6,000億円超の売買代金は高水準だったと言えましょう。

そのような中、日経平均株価は終値で▲5%超安の暴落となりました。大引け直前には一時▲1,048円安(年初来安値更新)まで下げて、20,000円どころか19,000円割れも視野に入る場面も見られました。

終値では何とか19,000円台は維持しましたが、大幅5日続落となって今年最大の下落率で引けています(それまでは3月23日の▲4.5%)。また、終値は約1年8カ月ぶりの安値水準でした。

なお、TOPIXも同じような値動きで5日続落となりました。東証1部上場の98%超が下落し、なおかつ、約75%の銘柄が、年の瀬のこの時期に年初来安値を更新する“超異常事態”となっています。

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東証マザーズ総合指数は大幅3日続落、売買代金は4日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は9,141万株、売買代金は1,158億円となりました。出来高は先週末より増えましたが、売買代金は減っています。新興市場でも投げ売りが続いた結果、売買代金は4日連続で1,000億円を超えました。

ただ、主力株を中心に投げ売りが嵩んだことにより、総合指数は▲7%安に迫る大暴落となりました。終値も800ポイントを大きく割り込んでおり、2016年2月以来となる安値水準です。今後は個人投資家の物色意欲の回復が大きなカギになると思われますが、それには相当な時間を要しそうです。

ソフトバンクGが急落して大幅5日続落、日本電産も一時▲10%弱安の暴落

個別銘柄では、先週末に続き多くの主力株が大幅下落となりましたが、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲8%安に迫る急落の5日続落となり(年初来安値更新、2年ぶりの安値水準)、先週上場したソフトバンク(9434)も大幅安で引けたのが目を引きました。

また、ダイキン工業(6367)が▲8%強安の急落となり、円高進行によりマツダ(7261)も同じく▲8%強安の急落になるなど、自動車株や精密株を始めとする輸出関連株の下げがきつかったようです。

その他では、ハイテク株で日本電産(6594)が一時▲10%安に迫る暴落となり、エーザイ(4523)、小野薬品工業(4528)、テルモ(4543)など医薬品株も軒並み急落しました。

一方、全面安状態の中で、NEC(6701)が小幅上昇ながら逆行高となったのが目立ちましたが、その他に上昇した主力株はありませんでした。

新興市場(東証マザーズ)では、主力株が軒並み年初来安値更新となる中、とりわけ、メルカリ(4385)が一時▲8%安の急落となり、終値は公開価格(3,000円)を▲43%下回っているのが目立ちました。また、株価上昇が顕著だったサンバイオ(4592)も急落し、串カツ田中ホールディングス(3547)も一時▲10%安に迫る暴落となって年初来安値を更新しています。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。