宝くじには税金はかかりません。
一方で、地方競馬や競艇、競輪、オートレースの場合には、1億円を当てた場合には、所得税や住民税などがかかってきます。
もっとも、全体では半分しか戻ってこないとお考えの方もいるかもしれませんが、「当せん金付証票法」における宝くじのそもそもの意義を考えると、その考えも変わってくるのではないでしょうか。
当せん金付証票法(第1条)には以下のように意義が示されています。
この法律は、経済の現状に即応して、当分の間、当せん金付証票の発売により、浮動購買力を吸収し、もつて地方財政資金の調達に資することを目的とする。
宝くじはそもそも地方財政資金の資金調達の手段ということです。一般的な地方財政の財源は税収です。地方財源に組み入れられる宝くじにさらに税金をかけるというのではおかしい話となりますね。したがって、税金はかからないということになります。
宝くじは投資か投機か、それとも寄附金か
払戻率が半分という宝くじですが、これは「投資」としてはあまりよい機会とは言えないでしょう。