宝くじで本当にお金持ちになれるか

「億り人」を生み出すが、潤わないハズレの購入者

宝くじには税金はかかりません。

一方で、地方競馬や競艇、競輪、オートレースの場合には、1億円を当てた場合には、所得税や住民税などがかかってきます。

もっとも、全体では半分しか戻ってこないとお考えの方もいるかもしれませんが、「当せん金付証票法」における宝くじのそもそもの意義を考えると、その考えも変わってくるのではないでしょうか。

当せん金付証票法(第1条)には以下のように意義が示されています。

この法律は、経済の現状に即応して、当分の間、当せん金付証票の発売により、浮動購買力を吸収し、もつて地方財政資金の調達に資することを目的とする。

宝くじはそもそも地方財政資金の資金調達の手段ということです。一般的な地方財政の財源は税収です。地方財源に組み入れられる宝くじにさらに税金をかけるというのではおかしい話となりますね。したがって、税金はかからないということになります。

宝くじは投資か投機か、それとも寄附金か

払戻率が半分という宝くじですが、これは「投資」としてはあまりよい機会とは言えないでしょう。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。