3000万円でいいの? 老後資金に必要な貯蓄額とは

前記の計算では収入を年金のみとしていましたが、65歳を過ぎても働くという選択をしたら、夫婦2人でアルバイトをすれば毎月6万数千円の赤字ならカバーできるかもしれません。

「働くと年金が減るのでは?」と心配される方もいると思いますが、2018年時点の制度では、厚生年金の場合、「毎月の年金」と「働いて毎月得るお金」の合計が46万円を超えなければ年金は減額されません。月収46万円を超える人はそれほど多くないと思われるので、事実上年金の減額を気にする必要はなさそうです。

もちろん、働けなくなったときのために老後の資金を貯めておくことは必要です。そのために活用できるのが「自分で作る年金」とも言われる個人型確定拠出年金のiDeCoです。

iDeCoを利用して老後資金の準備をしよう

個人型確定拠出年金のiDeCoとは、毎月自分でお金を積み立てて老後の資金を作る個人年金のことです。「単なる積み立て預金じゃないの?」と思われるかもしれませんが、iDeCoは定期預金・保険・投資信託などの金融商品を自分で運用し、積み立てたお金と運用益を60歳以降に受け取るものです。

最大のメリットは節税効果で、掛金の拠出時、運用時、受取時の3段階で税制優遇が受けられます。また、原則的に60歳以降にならないとお金を受け取ることができないので、確実に老後資金を貯めることができると言えます。なお、勤め先に企業型確定拠出年金があればそちらを利用できます。

iDeCoについて詳しくは、以下を参考にしてください。

>>これからiDeCoを始める人が知っておきたい基礎知識5選

まとめ

老後の資金については、老後にどのような生活を送りたいかで確保しておくべき金額が変わります。まずは将来の自分の理想を思い描き、そこから逆算していつまでにいくら貯めておくかを考えることも必要です。

また、これからの時代、働けるうちは働いて年金以外の収入を得るという選択肢もあります。ただし、誰もがいつまでも働けるわけでありません。節税効果のあるiDeCoなどを活用して老後の生活資金を貯めておくことを考えておきましょう。

LIMO編集部

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