2. 生活保護を受けるには?申請前に知っておきたい条件

生活保護の審査は、世帯単位で行います。世帯員全員が保有している資産や能力などを活用しても、最低限度の生活を維持することが難しい場合、状況に応じて保護が実施されます。

単に経済的に困窮しているだけでは足らず、働くことが可能な方は、その能力に応じて働くことが求められます。年金や手当など、他の制度で給付を受けることができる場合は、まずはそれらを活用しなければなりません。

なお、生活保護の扶助は8種類です。厚生労働大臣が定める基準で計算される最低生活費と収入を比較して、収入が最低生活費に満たない場合に、差額が保護費として支給されます。

なお、寒冷地においては冬場の暖房費がかさむことを織り込み、「冬季加算」が行われています。

支給額は級地区分と世帯人数に応じて変わり、数千円~2万円程度です。また、支給される時期は以下のように決まっています。

  • I区:10月から4月まで
  • Ⅱ区:10月から4月まで
  • Ⅲ区:11月から3月まで
  • Ⅳ区:11月から3月まで
  • Ⅴ区:11月から3月まで
  • Ⅵ区:11月から3月まで