以下のようなポイントがあげられるのではないでしょうか。
- (同期が多いがゆえに)競争が厳しい
- 部署ごとの役割分担が明確で分業化されており、社内外の接点が少ない
- 転勤がある
- 昇進しなければ、別の就業機会を探らなければならない雰囲気がある
競争はどの職場にもあることでしょうが、同期が多い分また全社で従業員が多い分、競争は厳しいものがあります。
入社して10年後、たとえば「課長」になれているのかいないのか、というような目もあるでしょう。その後も「部長」には同期で誰もがなれるわけでもありません。
ポストが限られていて、優秀であっても同期や年次の近い先輩などと役割が被って昇進しにくいということもあります。
また、大企業であれば、転勤はよくあるケースですし、入社前からもその可能性は十分理解した上で入社することも多いですが、家族ができ、その土地に慣れると転勤は単身赴任などの可能性も含めてストレスになってきます。
外資系にはよくあるケースですが、決まった期間でプロモーション(昇進)しなければ、別の就職先を社外に探すという「アップ・オア・アウト」という考え方がありますが、日本企業でも、きまったルートに乗らなければ、子会社などに出向するケースはあります。
このように大企業で給与や福利厚生などのフリンジ・ベネフィットが恵まれていることも多いですが、目に見えないストレスでそうした待遇が本当にカバーされていると判断するかは人によるといえるでしょう。
それでは大企業に入社してよかったか
みんなが憧れる有名企業で大企業に入社したといっても、3年もすると同期の30%が転職や離職をしていなくなっている会社があってもおかしくない世界です。