高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして2024年度にLIMOメルマガ会員に実施した「奨学金」アンケート結果もご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年7月締め切り給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・7月締め切りの奨学金】日本メイスン財団「第2種奨学金(2025年度)」
日本メイスン財団の奨学金制度は、児童養護施設入所児童や、進学希望と勉学意欲に満ちているものの経済的に困難な状況に在る子供達に対して高校卒業後の進学を援助し、自立と社会参加の一助となることを目的としています。
今回ご紹介する「第2種奨学金」は、大学(短期大学・専門学校を除く)へ進学した後、優秀な成績をおさめながら、経済的な事情等から就学の継続が困難な学生に対し、学費または学習に必要な費用を援助する奨学金です。
支給される奨学金は、卒業年度まで毎年年額100万円であり、奨学金の趣旨に反する行為がない限り、受給した奨学金を返還する必要はありません。
1.1 【返済不要・7月締め切りの奨学金】日本メイスン財団「第2種奨学金(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年7月18日(金)当日消印有効
【支給人数】ー
【支給金額/人】400万円(年額100万円)
【支給期間】奨学金の支給を決定した日を含む年度から、所定の卒業年度まで
【成績制限】ー
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学金を受給、或いは大学等から授業料等を減免されている場合でも応募することができます)
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】大学生
【資格・条件】
以下の条件のいずれも満たす者
① 日本国籍を有すること
② 日本在住であること
③ 学士課程を設ける日本国内の大学(短期大学・専門学校を除く。)に在学していること
④ 在学する大学で優秀な成績をおさめていること
⑤ 就学が困難な事情(要支援児、両親の不在、経済的な苦境)があること
注:他の奨学金を受給、或いは大学から授業料等を減免されている場合でも応募することができます。
【募集団体】日本メイスン財団
【奨学金概要】 奨学金制度のご案内
2. 【返済不要・7月締め切りの奨学金】公益財団法人富山文化財団「公益財団法人富山文化財団奨学金 2025年度」
公益財団法人富山文化財団は、夢の実現に向けて学び励む学生に対し、奨学金給付による経済的な支援並びに様々な交流を通じて、共存共栄の志をもって世界にはばたき貢献する人材の育成に寄与していくことを目的として、奨学生の募集を行っています。
本財団の奨学金は、「障がい等の有無に関わりなく、夢へ向かう強い志を持っている人が利用できる制度」としての制度です。
2.1 【返済不要・7月締め切りの奨学金】公益財団法人富山文化財団「公益財団法人富山文化財団奨学金 2025年度」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】茨城県,栃木県,群馬県,埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年6月11(水)午前 10:00~7月14日(月)午前10:00 まで
【支給人数】34名程度
【支給金額/人】年間36万円
【支給期間】4月~翌年3月までの1年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学金との併用可)
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】全学年
【資格・条件】
2025年4月時点で関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の大学院、4年制大学、短期大学、専門学校(専修学校専門課程)、高等専門学校ならびに各専攻科に在学し、かつ同地方またはその隣接地域に在住している方で、「楽しく豊かな遊び文化」「子供の遊育と健やかな成⻑」「日本のものづくり」のいずれかに関わる事柄について目標を持って学業に取り組んでいる者
【募集団体】公益財団法人富山文化財団
【奨学金概要】 奨学金制度について
いかがでしたでしょうか。
まだまだ締め切りまで余裕がある「2025年7月締め切り」の「もらえる」給付型奨学金2事業をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



