ソフトバンクG急落! ほぼ全面安で日経平均株価は年初来安値更新

【東京株式市場】 2018年12月20日

株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続落、約9カ月ぶりに年初来安値更新

2018年12月20日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,392円(▲595円、▲2.8%) 大幅3日続落
  • TOPIX 1,517.1(▲38.9、▲2.5%) 大幅3日続落
  • 東証マザーズ総合指数 838.1(▲47.8、▲5.4%) 大幅反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:74、値下がり銘柄数:2,047、変わらず:9
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:0、年初来安値更新銘柄数:1,070

東証1部の出来高は18億2,122万株、売買代金は3兆43億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。FOMCの結果、並びに、FRB議長声明を受けた米国株急落を背景に、東京市場でもリスクオフモードが加速しました。投げ売りに近い売りが続出した結果、売買代金は3兆円を上回っています。

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そのような中、日経平均株価は大幅マイナス圏での推移となりました。前場の序盤は一時▲146円安まで下げ幅を縮小しましたが、その後は一本調子で下落し、大引け前には一時▲704円安まで売られる場面が見られました。最後は若干戻したものの、大幅反落で引けています。

ザラバの安値(20,282円)は約9カ月ぶりに年初来安値を更新し、終値ベースでも3月23日を下回る今年最安値となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きの3日続落となり、3日連続で年初来安値を更新しています。東証1部上場銘柄の約96%が値を下げるという実質的な全面安となりました。

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東証マザーズ総合指数は▲5%超安の暴落、売買代金は連日で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は7,161万株、売買代金は1,103億円となり、いずれも前日より増加しました。FOMCとは全く関係ない新興市場では、大型株式市場以上に投げ売りが嵩みました。結果的に、売買代金は連日で1,000億円を超えて引けています。

なお、総合指数は▲5%超安の暴落に近い下落となり、年初来安値に近づきつつあります。

上場2日目ソフトバンクが小幅反発の一方、親会社のソフトバンクGは一時▲5%超安の急落

個別銘柄では、主力株が軒並み大幅下落となりましたが、とりわけハイテク株に急落が目立ち、TDK(6762)、パナソニック(6752)、シャープ(6753)、アルプス電気(6770)、ルネサスエレクトロニクス(6723)の下げが厳しく、いずれも年初来安値を更新しました。

また、前日に新規上場のソフトバンク(9434)は朝方に安値更新となった後は買い戻されて小幅高で引けましたが、親会社のソフトバンクグループ(9984)は一時▲5%超安の急落となり、年初来安値に迫ったまま終わっています。

その他、東証1部上場の1,070銘柄が年初来安値更新となる急落相場だったこともあり、主力大型株で安値更新が相次ぎ、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、コマツ(6301)、野村ホールディングス(8604)、日産自動車(7201)、日立製作所(6501)、新日鐵住金(5401)などが売られました。

一方、KDDI(9433)がわずかながら上昇する逆行高となり、スズキ(7269)、任天堂(7974)、関西電力(9503)も数少ない値上がり銘柄に名を連ねました。また、医薬品株では武田薬品工業(4502)が買い戻されて一時+10%高に迫る急騰となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、軒並み急落・年初来安値更新となる中、メルカリ(4385)が取引時間中に安値更新後に買い戻されて終値は小幅高となりました。一方、メドレックス(4586)がストップ高となったのが目を引きました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。