ネット株の下落時は好機か―ネット証券での株初心者のはじめ方入門

アマゾンやグーグルからメルカリやマネーフォワードなどのネット株の始め方

claudenakagawa/Shutterstock.com

最近のように株式市場が軟調になり、株価が大きく下落したので「そろそろ株を始めたいな」と思っている人もおおいのではないでしょうか。とはいえ、どのような株に目をつけてよいかわからないという人もいるかと思います。今回は「ネット株」と呼ばれるインターネット株はどうかという点について見ていきたいと思います。

ネット株とは何か

「ネット株」とは「インターネット株」の略称で、インターネットに関連する事業をする銘柄のことを指します。

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米国株に詳しい方なら「GAFA(ガーファ)」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、グーグル(上場銘柄名はアルファベット)、アップル、フェイスブック、アマゾンといった企業を指しますが、このうち、グーグルやフェイスブック、アマゾンがインターネット企業といえるでしょう。

日本株でいえば、代表的な銘柄でいえば、ヤフーや楽天をはじめ、最近ではメルカリやマネーフォワードといた企業ではないでしょうか。もっとも、メルカリやマネーフォワードはスマホアプリでサービスを提供する企業ですので、「スマホ株」とか「アプリ株」ではないか、という意見もあろうかと思いますが、現在の株式市場は一般的にはそこまで厳密に区別している様子はなく、ざっくりと「ネット株」としてしまっている傾向があります。

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ネット株は今、米国発で株価の調子が良くない

成長イメージが強いネット株ですが、足元株価の調子は良くありません。これは国内株に限った話ではなく、米国株も同等です。フェイスブックやアマゾン、グーグルといった銘柄の株価も軒並み下落しています。

国内株を見てみると、年初来安値を更新している銘柄もありますし、ジェットコースターのような株価を示しながらも、いまその下りのプロセスという銘柄もあります。

こんな中でネット株に投資をしてもよいのでしょうか。どのようなポイントに注目をしてネット株に投資をすればよいのでしょうか。

正しいネット株の見分け方

以下、相場環境が良くない中でのネット株の見極め方について見ていきましょう。以下のような選定基準をクリアすることで、自分にとってのおすすめ銘柄が見えてくることでしょう。

バリュエーションが割高な銘柄は避ける

相場環境が良くない際には、バリュエーションとよばれる株価評価が高いものは良く売られます。PERやPBRが株式市場全体と比較して割高な銘柄は売られます。

もっともバリュエーションが高い銘柄は、成長期待が高かった銘柄といえます。バリュエーションが高いから一概に「売り」というわけではないですが、株価の調整は起こりえます。注意するに越したことはありません。

(当期純)利益が出ていない銘柄は避ける

利益が出ていない場合には、当たり前ですが、PERといったバリュエーションでは評価できません。その理由は、PERの「E」は当期純利益をベースにしているからです。

利益ベースでの評価をあきらめ、EV/EBITDAなどのようなキャッシュフローを織り交ぜたバリュエーションを使いたがります。

しかし、EV/EBITDAで何倍が安いのかぱっと思いつく基準を持っていない人が見ると判断がつかないことが多いようです。もっともEBITDAがマイナスの企業はこの軸でも評価が難しくなります。

また、利益が出ていない場合に、PSRというような株価と売上高を比較するバリュエーションもあります。ただ、PSRは通常、シクリカル(景気循環)な銘柄に対しての評価指標です。成長株へのバリュエーションにはフィットしません。

ITバルブ期にPSRがバリュエーションとして引き合いに出されましたが、うまく機能しなかったのはその後の歴史が物語っています。

バランスシートが良くない銘柄は避ける

仮に赤字が続いてもバランスシートが強固な企業、つまり現金をたくさん持っている企業であれば、生きながらえることができます。

景気が悪化し業績が伸びず、赤字を垂れ流してもしばらくは耐えられるような財務体質が健全な企業を選びたいものです。

もっとも、赤字企業でも上場に株式市場で大きく資金調達ができたネット株はバランスシートが健全なことが多く(裏を返せば投資家は泣いているケースも多いのですが)、意外にこの基準はクリアできているネット株も多いです。

ビジネスモデルをあらためて考える

ネット株のビジネスモデルを見てみると、その収益源はネット広告であったり、課金ビジネスであったりと様々です。

景気がスローダウンしてもコア事業からの収益は安定しているのか、それとも景気に大きく左右される内容なのかなどの見極めも必要となるでしょう。

ネット株に投資をする際の見極め方とみたところで、ネット株に投資をする際にどのようにネット証券を活用すればよいかを続いて見ていきましょう。

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なぜ今、ネット証券なのか

ネット証券での株式投資が簡単でお得です。

これが「なぜ今、ネット証券なのか」という質問に対する答えです。

以前は証券会社の店頭や証券マンを通じて株を買うことが当たり前でした。最近はネット環境も整い、証券会社の店頭に足を運んだり証券マンを通したりしなくても、ネットで気軽に株の売買ができるようになりました。

実際にネット株に投資をするということになった場合にはネット証券を活用することになるかと思います。ここではネット証券の株式投資の使い勝手なども簡単に整理していきましょう。

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ネット証券での株売買の魅力はなんといっても手数料が安いこと

ネットで株を買うとその手数料の安さに驚きます。

証券会社の店頭や証券マンから株を買うと最低手数料に2000円ぐらいはかかることがあります。その上、売買した株が約定すれば、約定代金として約定金額に応じた代金の支払いが必要になります。

例えば、とある大手証券会社で見た場合、最低手数料が2700円、約定代金が50万で税込6210円、100万円で1万2420円となります。50万円にしても100万円にしても1割近くが手数料として取られる計算となります。

それに対して、ネット株では手数料が数百円の単位で済みます。

例えば、ネット証券大手で見た場合、約定代金が50万で税込270円、100万円で税込み525円といった水準です。

その差は実に20倍以上です。

手数料に1割とられる場合、1割以上株価が値上がりしなくては儲けが出ません。当然ですが、手数料が安い方が儲けやすいということになります。

また、手数料が安いということは何度も細かくポジションを調整できますし、損切りもしやすいという利点にもつながります。これはネット株の最大の魅力です。

ネット証券なら株売買の発注をリアルタイムに出せる

株の注文を出す時、店頭なら電話をしなくてはなりません。いまどき電話をわざわざかけるという用事も少なくなってきたのではないでしょうか。

電話をし、担当者につないでもらい、いくらで注文を出すかを伝えます。担当者からはその金額を復唱され、それで問題なければ注文ということになります。

ですが、その間に株価は変化するものです。

また、音声による確認も録音されているとはいえ、なんだか不安なものです。

一方、ネット証券ならばほとんどのプロセスをスマホでやり取りすることができます。証券会社の中にはアプリが提供されているところも多く、リアルタイムにその状況が把握できるので、いいタイミングで売買を仕掛けることができます。

また、アプリによっては線を引いたり、アラームでお知らせがくるように設定したりすることもできるので、自分なりの作戦を考えることができたり、たくさんの銘柄を同時に扱ったりすることもできます。

リアルタイムに変化する板を見ながら指値を出すこともできるので、ぎりぎりまで利を取りやすくなります。仕事をしながら合間に注文を出したり、売ったりすることができるのもネット証券ならではの利点です。

ネット証券なら株式のトレードやポートフォリオ管理がしやすい

ネット株で売買をすれば、すぐに約定したのかどうかがわかります。

また、たくさんの銘柄を扱っていて、1日に何銘柄も売買する人にとっては、何が約定して何が約定していないのかということが一目で確認することができます。

店頭や証券マンから売買したものになると、約定の報告は郵便で数日後というシーンがあります。そうなると、数多く取引している人は何を買って何を売ったのかわからなくなることもあるかもしれません。

その点、ネット株ならすぐにリストで見ることができるため、管理しやすいという利点があります。

また、保有銘柄のリストでは、買った時点の金額から、今の金額の差額を表示してくれる機能などもあり、どれぐらい儲かっているのか、損失が出ているのか、ということもリアルタイムにわかるため、安心して売買を行うことができます。

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ネット証券でネット株を始めてみる

ここまでネット株の見極め方や、ネット証券初心者がどのようにネット証券を活用すればよいかを見てきました。

ネット株は成長期待が高いものの、今のような相場が軟調な局面では株価は大きく動きやすいということを整理しました。

また、ネット証券は株初心者にとっては使いやすく、様々な機能を活用しながら株を楽しめるのでおすすめです。

ネット証券では証券会社の営業マンによるおすすめ銘柄などのアドバイスはもらえませんが、自分のペースで株を楽しみたいという人には便利でお得だと思います。

LIMO編集部

参考記事

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。