フルスピード、上期は増収・純利益増益 新規事業や海外に向けた投資により営業益は減少

2018年12月17日に行われた、株式会社フルスピード2019年4月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。 ※話し言葉に忠実に書き起こしております。IR資料

スピーカー:株式会社フルスピード 代表取締役社長 友松功一 氏

友松功一氏:㈱フルスピード、代表取締役社長の友松でございます。本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。それでは私より、2019年4月期第2四半期の決算概要について、ご説明いたします。

売上高推移

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まず、サマリーからお話をさせていただきたいと思います。今期ですけれども、(スライドに)「変革期以降」とありますが、既存のアドテクノロジー事業およびマーケティング事業の展開によりまして、今期も持続的な売上高の成長を実現できております。

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もともとは国内のみ展開しておりましたけれども、昨期くらいから海外に向けての投資や事業の進捗も進んできている点がトピックスでございます。

実績

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上期の結果でございます。売上高は103億7,500万円でございまして、前年比でプラス5.7パーセントとなりました。営業利益は6億4,600万円で、残念ながら前年比でマイナス13.9パーセントの減益となりました。(スライドには)インキュベーション関連の人材投資とありますけれども、新規事業や海外に向けた投資を進めており、人材の採用や社員増による人件費の増加が影響しております。

純利益は、前年の上期に特別損失を計上したこともありまして、その反動ということで、プラス15.8パーセントという結果となっております。

売上高の増減分析

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ウォーターフォールでございます。アドテクノロジー事業が1億2,100万円の増加となり、インターネットマーケティング事業が3億6,700万円の増加という結果となっております。これまでのペースと比べると、アドテクノロジー事業の成長の角度が下がっているというところが、グラフから見て取れるかと思います。

こちらにつきましては、昨今話題となっております「ITP」の問題や、Googleの検索順位アルゴリズムのアップデートの影響などがございまして、アドテクノロジー事業の売上高にやや影響しております。

営業利益の増減分析

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営業利益は、先ほどご説明させていただきましたとおりでございます。粗利益につきましては、アドテクノロジー事業およびインターネットマーケティング事業を合わせまして、約1億6,000万円ぐらいの増加となっております。しかし、人件費の増加を吸収しきれず、やや減益の状況となっております。

財務体質

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財務体質でございます。こちらは自己資本比率が52.8パーセントで、健全な推移で進捗しております。

Topics

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トピックスでございます。9月の頭になりますけれども、東京証券取引所市場第二部へ市場変更いたしました。今後ですけれども、東証一部指定も含めて検討していくことになっております。

既存事業・新規取組みの展開加速

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続きまして、ビジネスサマリーでございます。まず、㈱フルスピードのグループ全体の方針でございます。図にありますとおり、アドテクノロジー事業、そしてインターネットマーケティング事業におきまして、既存の領域がまだ市場として成長している段階でございます。こちらの既存事業にも、まだまだ積極的に注力していきたいと考えております。

一方で、現状のフェーズといたしましては、この既存事業にシナジーのあるような新規事業の開発も進めていかなければならない状況にございます。(スライドの)下部に「CVC機能」「開発/運用機能」「海外展開機能」とありますけれども、下期はM&Aも含め、新規事業といったところに積極的に取組んでまいりたいと考えております。

アドテクノロジー(afb)①

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まずは、アドテクノロジー事業の中の「afb」についてでございます。アフィリエイト・プラットフォーム事業の「afb」ですけれども、第2四半期の累計については微増という結果となっております。こちらは先ほどお伝えしましたとおり、「ITP」やGoogleのアップデートの影響を受けており、2~3年前と比べると増加のペースが若干落ち着いている状況でございます。

しかし、前年比ではプラスとなっております。国内事業をこのまま進めていくところと合わせて、海外、とくに台湾事業を1年ほど前からスタートしましたが、こちらが成長してきておりますので、海外展開にも注力していきたいと考えております。

アドテクノロジー(afb)②

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現状では台湾に続き、新たにマレーシア、シンガポールも今期展開をスタートしたところでございます。こちらの事業内容をお話しいたします。国内ですでにアフィリエイトでお世話になっているお客さまは、当然海外にも商品を売っていきたいわけでございます。

現在、越境ECなどは伸びている領域ではありますけれども、そちらに関連した内容でございまして、国内の健康食品などを、台湾、シンガポール、マレーシアで販売していくための支援を行っていく事業でございます。

アドテクノロジー(afb)③

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こちらは国内の事業になりますが、「ヘルスケア領域に特化したリファラルマーケティングを開始」と記載しております。こちらは、とくにヘアサロンがメインでございます。

美容室にアフィリエイトのプログラムをセットしまして、当社の広告主さまの商品を美容師が美容室で推薦し、それが販売につながると美容室に利益が入るという、新しいマーケティングの手法にも取組んでいるところでございます。

アドテクノロジー(DSP)①

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続いて、アドテクノロジー事業の中の「DSP」でございます。新しい配信技術になりますけれども「ADDオーディエンス配信」を開発いたしました。ややマニアックなお話になってきますけれども、配信ターゲットの質を保ちながら、配信先を増やしていくといった配信サービスを新たに始めました。

アドテクノロジー(DSP)②

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「アカウントベースド・マーケティングの支援強化を実現」と記載がございます。㈱ユーザベースさまのグループで㈱FORCASさまという会社がございまして、サービス名もFORCASというものなのですが、いわゆるアカウントベースド・マーケティング、とくにBtoBに向けて営業効率化を推進するようなサービスを提供されている会社さまでございます。

弊社とともに展開しているADMATRIX DSPは、とくに法人向けの広告を配信するのに強みを持っております。こうした会社さまと連携することで、より品質の高い広告を展開し、お客さまに、マーケティングの成果としてしっかりつなげていただくようなサービスを新たに開始しております。

インターネットマーケティング①

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続いて、インターネットマーケティング事業でございます。インターネットマーケティング事業は、昨期からお伝えしておりますとおりでございます。とくに㈱フルスピードは中堅企業をターゲットにしておりますので、こちらの企業さまが直面するマーケティングの課題に対して解決を図っていくかたちで進めております。

最近では、どこの会社さまもいわゆる人手不足、労働力不足ということですけれども、中小企業ではマーケティング人材も不足しております。そこで、いわゆる中堅企業のお客さまのパートナーというかたちで、社員さんと一緒になり、チームを組んでサービスを進めていくということに注力しております。

インターネットマーケティング②

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とくにソーシャルメディア、SNSに関連するマーケティングでございます。広告は市場としても伸びておりますし、お客さま側としてもかなり注目する分野ではあるのですけれども、SNSをどのように活用したらよいかがわからないお客さまが大半でございます。

そのSNSをマーケティングに活用していくというところで弊社の人材を投入して、お客さまと一緒になってSNSマーケティングを進めていくという事業を進めております。

インターネットマーケティング③

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また弊社は、フィリピン・セブ島にオフショア拠点を作っております。もともとは、エンジニアによるオフショア開発を行っていたのですけれども、昨期の途中くらいから、開発ではなくて運用といわれるオペレーション業務について、セブ島へのアウトソースを始めました。

こちらもマーケティングの業務であり、海外でうまく進むかと最初は不安もあったのですが、アウトソースへの移管が順調に進んでおります。当然、人件費も日本に比べるとだいぶ低い状況となっておりますので、スピーディに人を増やして事業を拡大していくのと同時に、そういったところでも収益化ができるかなと考えております。

M&A・インキュベーション機能①

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最後に、インキュベーションでございます。㈱フルスピードのグループ全体でキャッシュが貯まってきておりますので、こちらを新しい事業への投資に活用していきたいと考えております。

とくに既存事業である広告関連の事業にシナジー効果があるような事業について、買収も含めて新たな取組みを積極的に展開していきたいと考えております。

M&A・インキュベーション機能②

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こちらはアウトドアに関連するもので「TAKIBI」という名称で、上期にリリースいたしました。今後、アウトドアに関するメディアや物販といったことを展開していくサービスでございまして、こちらの事業を進めていきたいと考えております。

同じく上期になりますけれども、親会社でありますフリービット㈱(証券コード:3843)が、㈱アルク社の買収を行いました。㈱フルスピードとしましては、㈱アルクと㈱フルスピードは兄弟会社のような立ち位置にもなりますので、㈱アルクが豊富に持っている英会話に関するコンテンツなどを活用したり、㈱アルクのマーケティングを一緒に進めるなど、双方の事業拡大へとつなげていくような展開を検討しております。第3、第4四半期中には、いろいろとスタートできるのではないかと考えております。

第2四半期までの決算概要について、ご説明させていただきました。どうもありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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