2.2 「年代別」二人以上世帯の平均貯蓄額

続いて、二人以上世帯の平均貯蓄額を年代別に見ていきます。

各年代において、単身世帯よりも高額な貯蓄額となっていることがわかります。

二人以上で生活しているため、単身よりも多くの備えが必要なことが理由の一つと考えられます。

3. 家計や資産全体のバランスを把握することからはじめましょう

現在の日本では、富裕層が約2.75%、超富裕層が約0.21%とされており、ごく少数の限られた世帯のみが該当している状況です。

それゆえに憧れる方も多いでしょう。

しかし最近は、「いつの間にか富裕層」という新しい層が誕生しており、投資などで資産形成している世帯が、知らぬうちに富裕層の仲間入りを果たしているケースが見られます。

ただし、資産運用は利益が期待できるだけでなく、価格変動リスクが伴います。

富裕層や超富裕層を目指し、資産運用を検討されている方は、まずは家計や資産全体のバランスを把握しておくことが大切です。

投資による資産形成を取り入れるのも一案ですが、金融商品ごとに異なる特徴や市場の動向をよく確認したうえで、家計の余剰資金を用いて検討するようにしましょう。

参考資料

木内 菜穂子