2. 【年代別】平均貯蓄額一覧表

富裕層や超富裕層に憧れる方も多いと思いますが、実際の平均的な貯蓄額はいくらなのでしょうか。

金融経済教育推進機構(J-FLEC)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとに、年代別に確認していきましょう。

なお、以下のデータには「平均値」と「中央値」の2つの値があります。

平均値とはデータの値の合計をデータの個数で割った値のことです。データの全体を把握しやすいですが、極端に大きなまたは小さな値があると、その影響を受けやすく実際の平均とはかけ離れることがあります。

一方、中央値とはデータの値を小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中になる値のことです。

データの極端な値に左右されずに、実態に近い中心値が把握しやすいですが、全体を把握するには適していません。

そのため、平均値と中央値の双方を合わせて見ることが大切です。

2.1 「年代別」単身世帯の平均貯蓄額

単身世帯の年代別の平均貯蓄額は以下の通りです。

平均値・中央値ともに、年齢が高くなるほど高額になっていくことがわかります。60歳代以降の貯蓄額が多くなっているのは、退職金などの受取が影響していると考えられるでしょう。