貯金したいとは思っているのに貯金できない、という人は意外と多いと思います。中には「今月から貯金する!」と決心したのに挫折してしまった経験があったり、毎月決心して毎月うまくいかずに悩んでいる人もいるかもしれません。そこで今回は、貯金ができない人の傾向の中から代表的な3つのタイプを見てみます。
貯金ができない人の3つの傾向
レシートをもらわない・捨ててしまう
そもそも毎月赤字になる人は、自分が何にお金を使っているかよく把握していないことが多いもの。何に使っているかわからないと、その中に無駄な出費が隠れていても気づくことができません。
たとえば、買い物をしたときのレシートをもらわなかったり、捨ててしまってはいませんか? レシートは自分のお金の使い道を把握するのにとても役立つ大切なものです。
自分の出費の傾向を掴むには、レシートを取っておいて家計簿をつけるのが一番です。もし家計簿が続かないというのであれば、レシートを保管しておき、1週間単位や1カ月単位で自分は何にお金を使っているか振り返ってみましょう。その中から無駄が見つかれば、翌月からそれをカットすれば貯金に回すお金を捻出することもできるはずです。
我慢できずにすぐ買ってしまう
貯金できない人に欠けていることが多いのは我慢するという習慣。「欲しい」と思ったらすぐに買う、「食べたい」と思ったらすぐに買って食べる、そういう買い物の仕方をしていると、たとえ一つ一つの品は少額であっても無駄遣いを積み重ねることになってしまいます。
無駄な出費を防ぐためには、モノを買うときの吟味・比較が重要です。まずは、それが自分に本当に必要かを考えましょう。そのうえで、欲しいと思ったものと同種の他の商品とどちらが自分のニーズに合っているか、おトクかなどを比較します。そうすれば、次第に適切なものを適切な価格で購入できるようになります。
たとえば、洋服や靴などのトレンドがあるものは3日~1週間、電化製品については使っていたものが壊れてしまったという事情でなければ1カ月ほど検討期間を取りましょう。ポイントは、「欲しい」と思っても、いったん踏みとどまって結論を持ち帰ることです。
ブランドや大手のものにこだわる
「品質よりブランドにこだわる」といっても、高価なブランドものに目がない人のことではありません。派手な生活をしていなくても、日常的な生活の中で、「ブランド」や「大手」であることにこだわりすぎると、必要以上にお金を使ってしまうことになりがちです。
たとえば電化製品には知名度が低くても品質は十分、というメーカーもあります。しかし、名前を知らないからという理由だけで割高な有名メーカーの電化製品を購入する人も多いもの。また、大手キャリアにこだわり、ずっと安い通信量で利用できる格安スマホを使わないということもあるでしょう。
ここでも、自分に本当に必要なものは何かを考えることが大切です。名の知れたメーカーだというだけで、使わないような機能がついているものを買ったり、自分には不要な通信量のプランなどを選んだりするのは、結局は無駄遣いということになってしまいます。