今回の調査では、金融商品を「いずれも保有していない」と回答した比率は1.6%となっています。運用のために預貯金を含めて金融資産を持っていない世帯が約2%もあるということが分かります。

今後は世代にもよりますが、老後に自分が思ったよりも長生きすることなどの状況を含めて資産形成には注目が集まってくるのではないでしょうか。

資産運用としての預貯金がいまだ比率が高いこともわかりましたが、保険に関しても終身保険や養老保険といった貯蓄型保険などが好まれる傾向もあります。

金融資産のリスク度はそれぞれ異なるものの、老後資金の準備にどのような資産配分(アセットアロケーション)をすればよいかに注目が集まりそうです。

【参考資料】

知るぽると(金融広報中央委員会:事務局 日本銀行情報サービス局内)「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年)

青山 諭志