2. 「医療保険が最多!」新契約件数で全体の約25%を占める

次に、新しく保険に加入した契約(新契約)では「どんな保険の種類が売れてる?」かみていきましょう。

個人保険の種類別新契約件数の推移

個人保険の種類別新契約件数の推移

出所:一般社団法人生命保険協会「生命保険の動向(2024年版)」全頁

2023年度の個人保険新契約件数には、主に3つの傾向が見られます。

まず、医療保険が最も多く、新契約件数合計1260万件のうち約25%を占める306万件となり、高いニーズと安定した人気を維持しています。次に、終身保険の件数が2022年度から約50万件増加し、長く保障を持ちたいという意識が高まっていることがうかがえます。一方で、新契約件数全体では2022年度の1290万件から2023年度は1260万件へと約30万件減少しました。この件数全体の減少は、消費者が保障内容をより厳選し、見直す傾向にあることを示唆していると考えられます。