2. 会社規模ごとの「平均貯蓄額」はいくら？
続いて、会社の規模ごとの平均的な貯蓄額も見てみましょう。
【企業規模別 平均貯蓄額】
- 1～9人：1257万円
- 10～29人：1082万円
- 30～99人：1215万円
- 100～299人：1462万円
- 300～499人：1331万円
- 500～999人：1563万円
- 1000人以上：2064万円
平均貯蓄額で最も高かったのは、大企業（従業員1000人以上）に勤める世帯で、2000万円を超える水準に達していました。
一方、中小企業の世帯では1000万～1500万円程度と幅があるものの、最小規模の1～9人の企業でも平均で1200万円を超えており、一定の貯蓄水準が維持されている様子がうかがえます。
続いて、貯蓄の内訳に注目し「株式」や「投資信託」の保有状況を見ていきましょう。
2.1 会社規模ごとの平均貯蓄額のうち「株式・投資信託」は？
- 1～9人：192万円・50万円
- 10～29人：73万円・62万円
- 30～99人：44万円・121万円
- 100～299人：146万円・100万円
- 300～499人：101万円・118万円
- 500～999人：147万円・178万円
- 1000人以上：254万円・200万円
株式および投資信託の保有額については、大企業に勤める世帯が際立っており、いずれも200万円を超える水準となっています。
さらに、従業員数100人以上の企業に所属する世帯では、多くが運用資産として100万円以上を保有している傾向が見られました。
物価上昇や年金に対する不安が広がる中で、「預貯金だけでなく投資も」という意識が高まっており、企業規模によって収入や貯蓄額、さらには資産運用への取り組みにも差が見られることがうかがえます。
