日本では、長寿化が進んでいます。
そのため、定年退職後の生活が長く、老後資金が枯渇するケースも少なくありません。
そこで増えているのが、定年退職後も働き続けるシニア世帯です。
定年退職後も再雇用や再就職により働くことで、年金以外の収入を得られるため、老後の生活に関するお金の問題が軽減されることが期待できます。
本記事では、70歳以降も働く人の割合をご紹介します。
定年退職後に働く場合の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 70歳以降も働き続ける人の割合は?
さっそく、70歳以降も働く人がどのくらいいるのか確認しましょう。
総務省「統計からみた我が国の高齢者」によると、日本の2023年における年齢階級別就業率は以下のとおりです。
1.1 年齢階級別の就業率
年齢階級 就業率
- 65~69歳 52.0%
- 70~74歳 34.0%
- 75歳以上 11.4%
なんと、70~74歳の約3人に1人が、働いています。働く人の割合の高さに驚く人もいるでしょう。
2013年における70~74歳の就業率は23.3%のため、直近10年でその割合は10%以上も増加しています。
長寿化が進む日本では、今後も老後に働く人が増えることが見込まれます。