シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2018年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年12月5日に更新されたトリドールHDの2018年11月既存店売上高は、対前年同月比101.0%でプラス成長となりました。
内訳としては客数が99.1%、客単価が102.0%であり、客数はマイナスであったものの客単価の上昇でカバーした形となっています。
全店の売上高も108.0%であり、11月は既存店・全店ともにプラス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
当期に入り客数のマイナスが継続しています。7~9月の夏場を除き客単価はプラス成長となっていますが、当期の既存店売上高がプラスの月は4月と11月の2カ月のみです。
なお、11月は客数が10月の93.5%から99.1%へと改善傾向となった結果、売上高がプラスに転じることになりました。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の2018年の株価は、ほとんど上昇を見せることなく下落が継続しています。1月に4,000円台から取引開始された株価は、11月には1,754円まで下落。しかし反転し2,000円台を回復して12月の取引が行われています。
今後は、11月にプラス転換した既存店売上高が今後も成長を維持できるのかという点に注目が集まるのではないでしょうか。
参考データ:トリドールホールディングス 月次売上高レポート
LIMO編集部