2. 【65歳以上のシニア世帯】約3割が「貯蓄3000万円以上」を保有
2025年5月16日、総務省統計局がリリースした「家計調査報告（貯蓄・負債編）－2024年（令和6年）平均結果－（二人以上の世帯）貯蓄の状況」より、「世帯主が65歳以上」のシニア世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
世帯主が65歳以上の二人以上世帯の平均貯蓄額と中央値は次のとおり。
- 平均値：2509万円
- 貯蓄保有世帯の中央値：1658万円
【貯蓄額階層別の世帯割合】
- 100万円未満：8.1％
- 100万円以上～200万円未満：3.6％
- 200万円以上～300万円未満：3.1％
- 300万円以上～400万円未満：3.6％
- 400万円以上～500万円未満：3.3％
- 500万円以上～600万円未満：3.3％
- 600万円以上～700万円未満：2.9％
- 700万円以上～800万円未満：2.8％
- 800万円以上～900万円未満：3.3％
- 900万円以上～1000万円未満：2.5％
- 1000万円以上～1200万円未満：4.8％
- 1200万円以上～1400万円未満：4.6％
- 1400万円以上～1600万円未満：5.1％
- 1600万円以上～1800万円未満：3.3％
- 1800万円以上～2000万円未満：3.3％
- 2000万円以上～2500万円未満：7.4％
- 2500万円以上～3000万円未満：5.8％
- 3000万円以上～4000万円未満：9.4％
- 4000万円以上：20.0％
グラフを見ると、貯蓄額が「3000万円以上～4000万円未満」の世帯が9.4％、「4000万円以上」の世帯外20.0％と、シニア世帯の約3割が3000万円以上の貯蓄を有していることがわかります（表4参照）。
貯蓄額が中央値1658万円に満たない世帯は半数近くおり、500万円未満の世帯は約2割を占めています。
では、老後生活を支える柱となる公的年金は、月どれくらい受給しているのでしょうか。次章で確認していきます。
