今よりあと10%、手取りが増えたらいいなと思いませんか。貯金するにも、自由に使えるお金をふやすにも、お金はあればあるだけいいのですが、収入を増やすのは本当に大変ですよね。昇進昇給のチャンスを待つ以外に、資格を取るなどの方法もありますが、それには時間がかかります。

そこで今回は、家計の断捨離によって手取り、つまり毎月使えるお金を10%増やすためのヒントをご紹介します。

基本中の基本、通信料の見直しを真っ先に

断捨離と聞いて、スマートフォン代がなんとかならないかと思う人も多いのではないでしょうか。スマートフォン代が毎月1万円以上かかっていても、「生活必需品だから」とあきらめている場合もあるかもしれません。しかし、あきらめるのではなく、自分に合ったプランをキチンと探してくることが大事です。

特に今は格安スマホの台頭で、非常に安い料金でもスマートフォンを利用することができます。使い心地も悪くなく、大手キャリアとの大きな差はないという声も。筆者の周りでは、月9000円支払っていたものが2000円ほどにまで圧縮できたというケースもあります。7000円のカットなら、かなり大きな節約になりますよね。

意外な盲点、電力会社の変更も効果的

また、今や電力自由化の時代。電力会社を自分で選ぶことができるのです。電力会社から案内が届いても、なんとなく面倒に感じたり「ただの営業でしょ」と思って電力会社の切り替えや電気料金プランの見直しを検討したことがないという人も多いのではないでしょうか。しかし電力会社を変更することで、年間数万円の差がつくこともあるのです。

電気とガスをまとめて一つの会社で契約したり、自分のライフスタイルに合った料金プランに変更したりすることで大きく無駄を省くことができます。まずは面倒くさがらずに電力会社の比較をしてみましょう。

生命保険・損害保険の見直し

保険料の負担が大きいのであれば、加入中の保険について見直しを行うことをおすすめします。人によっては生命保険だけでなく、医療保険や自動車保険にも加入していることと思いますが、複数の保険に加入している人ほど、保険の見直しが家計に与えるインパクトは大きいものです。

最近はネット専業も含め、様々な保険会社がしのぎをけずっており、安くて保障内容も充実している商品が増えてきています。既に加入している保険があれば、それと同じ保障内容で複数の保険会社の保険料を確認してみてください。保険の比較サイトを見てみるのもいいでしょう。

同じ内容なら保険料がより安くなるほうで契約したほうが当然おトクですし、うまくいけば保障内容もよりよくなって保険料も安くなる場合もあります。

筆者も実は最近保険の見直しをしたばかりなのですが、保障内容はほとんど変わらないのに保険料が半分くらいになって驚きました。元々加入していた保険に余分なオプションがついていたり、過剰な保障内容になっていたりしたことも、それだけ保険料が安くなった理由の一つではありますが、保険料が半分になったのはとても嬉しい結果でした。

住宅ローンの見直し