3.4 【住民税】
公的年金を受給している65歳以上の方のうち、年間の受給額が18万円以上の方が対象です。
税額は前年の所得に応じて決まり、所得が一定額以下の場合は非課税になります。
3.5 【所得税】
一定金額以上の年金を受給している方が天引きの対象になります。
税額は年間の年金受給額から各控除を差し引いた金額により計算します。
なお、それぞれの項目がいくら天引きされ、結果としていくら振り込まれるのかは、毎年6月に送付される「年金振込通知書」で確認可能です。
4. 実際に振り込まれる金額は「年金振込通知書」で確認しましょう
年金支給額は毎年改定されており、2025年度は昨年度より1.9%の増額となります。
「標準的な夫婦」に支給される金額は月額23万2784円で、2カ月分では約46万5000円です。
しかしこの金額は、あくまでも「標準的な夫婦」の支給額であり、実際には夫婦の就業状況や年収などにより異なります。
また、支給額からは社会保険料や税金も天引きされるため、手元に入るのはその分減額された金額となります。
実際に振り込まれる金額は、「年金振込通知書」で確認してみましょう。
参考資料
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「介護保険制度について」
- 厚生労働省「介護保険制度の概要 令和7年7月 厚生労働省老健局」
- 厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」
- 厚生労働省「令和7年度 税制改正の概要(厚生労働省関係)」
- 国税庁「高齢者と税(年金と税)」
木内 菜穂子