2025年6月13日(金)は公的年金の支給日です。

この日、公的年金「国民年金・厚生年金」に加えて、「老齢年金生活者支援給付金」という給付金を受給する方もいます。

「老齢年金生活者支援給付金」は、65歳以上の年金受給者で低所得の方を対象に給付金を支給する制度です。

給付金額は、現役時代の国民年金保険料の納付済期間と免除期間、免除割合などにより個々で異なります。

ご参考までに、2025年3月時点の老齢年金生活者支援給付金の給付件数は456万7219件、平均支給額は月額4014円です。

この給付金は公的年金と同様に2カ月に1回の支給となりますので、1回あたり平均で8028円が支給されていることになります。年間では4万8168円にもなるため、支給要件を満たす方は申請して受給できるようにしておきたいです。

本記事では、老齢年金生活者支援給付金について「支給要件・給付基準額・申請方法」を解説していきます。

1. 【老齢年金生活者支援給付金】どんな給付金?

「年金生活者支援給付金」は、低所得の年金受給者の生活を支えるための給付金制度です。財源の一部は、消費税率の引き上げ分が充てられています。

2カ月に一度、年金に上乗せして支給されるもので、受給中の年金に合わせて、以下の3種類が設けられています。

  • 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

このうち、シニア世帯の暮らしとかかわりが深い「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件について見ていきましょう。