【今月支給分で1.9％増額】厚生年金と国民年金、“ふつうの人” は実際いくらもらってるのか？一覧表で一目瞭然

8. 【年金豆知識】第3号被保険者が「扶養から外れたら」年金手続きはどうする？

会社員や公務員（第2号被保険者）の配偶者として扶養されていた人（第3号被保険者）が、以下の理由で扶養から外れるとご自身の国民年金の被保険者区分が変更となるため、手続きが必要です。

第3号被保険者の資格がなくなる場合と、必要な手続き

お住まいの市区町村の窓口で、第3号被保険者から第1号被保険者への切り替え手続きが必要です（※）。
ご自身で国民年金保険料を納付します。
※「配偶者と離婚した」「収入増により配偶者の被扶養者から外れた」場合は、市区町村の窓口と、第2号被保険者の勤務先への届け出が必要です。

第3号被保険者だった期間は、年金保険料を自分で負担する必要なく、保険料納付済期間として将来の年金額に反映される仕組みです。

しかし扶養を外れると、原則としてご自身で国民年金保険料を納める「第1号被保険者」となるか、就職して厚生年金に加入する「第2号被保険者」となります。

扶養から外れることになったら、速やかに必要な手続きをおこないましょう。

公的年金は老後の生活を支える大切な柱ですが、自身の年金額を正確に把握し、適切な準備を進めることが不可欠です。

年金記録にもし「もれ」や「誤り」がないか、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で定期的に確認することをおすすめします。

また、結婚や離婚、就職などライフステージの変化で年金の手続きが必要になる場合もあります。扶養から外れた際の国民年金の手続きなど、いざという時のために知識を身につけておきましょう。