1.3 自分なりの投資スタンスを決めておく
投資を始める前に、「自分はどのような投資をするのか」「いつまでに、いくらの資産を築きたいのか」という投資方針をしっかり決めましょう。
年齢や家族構成によって、以下のように投資の方針や目的は異なります。
- 老後資金のため
- マイホーム購入のため
- 子どもの教育費のため
- 単純にお金を増やしたい
投資方針が決まれば、運用期間に基づいて、どのような金融商品を購入すればよいのかを選択できます。たとえば、長期的にリスクを取って運用できるのであれば、株式を中心としたポートフォリオを組むとよいでしょう。
投資方針を決めていないと、株価が下がったときに「怖くなって売ってしまう」「友達の話を聞いて違う投資に手を出す」といった感情的な判断をしてしまいます。短絡的な判断を避けるためにも、自分なりの投資方針を考えることは大切です。
1.4 リスクに対してどれくらい耐えられるかを把握する
投資をするときに「どの程度のリスクを引き受けられるか」を示す指標が「リスク許容度」です。相場変動に惑わされず、安心して投資をするためにも、自分のリスク許容度の把握は欠かせません。
なお、リスク許容度を決める要素は「収入」「資産額」「投資経験」「今後のライフイベント」「性格」など、さまざまです。
リスク許容度を超えて投資をすると、相場が不調なときにパニックになって最悪のタイミングで売ってしまい、損失を確定させてしまう恐れがあります。その結果、回復局面で資産を増やせるチャンスを逃し、大切な資産を失ってしまうでしょう。
「効率よく儲けたい」という気持ちは理解できますが、まずは自分の身の丈に合った投資を始めることが大切です。