2. なぜ小学校は公立と私立の教育費の差が大きいのか?

小学校は義務教育の初期段階ということもあり、高度な教育への需要が高く、私立の教育費が高くなっていると考えられます。

スキルの高い先生への人件費や、デジタル環境を整えるための施設費などにも費用がかかっているでしょう。

また私立中学校などと比べると、補助金制度の対象範囲が狭く、金額が低いことも原因の一つだと考えられます。

3. まとめにかえて

今回は、文部科学省の調査データをもとに、幼稚園から高校までの公立と私立の教育費の違いについて詳しく見ていきました。

特に小学校は公立と私立の差が大きく、公私比率は5.4倍にもおよびます。

義務教育の初期段階ということで高度な教育への需要が高いこと、補助金が少ないことなどが原因として考えられます。

「公立は安い、私立は高い」というざっくりとしたイメージにとらわれず、幼稚園から高校までの長期的な視点をもち、各段階において公立・私立を適切に選択することが重要です。

当然ながら、その後に控える大学費用についてもしっかり考えておく必要があるでしょう。

参考資料

LIMO編集部