フレディ・マーキュリーの衝撃的な死から早27年が経過

先週末の3連休の中日だった11月24日は、英国の伝説的ロックバンド「クイーン(Queen)」のリードボーカルだったフレディ・マーキュリーの命日でした。

1991年11月23日、彼は自身がエイズウイルスに感染していることを公表し全世界に衝撃を与え、その翌日に亡くなりました。死因は免疫不全による肺炎(合併症)と伝えられています。享年45歳。

クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が記録的大ヒット

そして、フレディの衝撃的な死から27年目となる今年2018年、フレディの生涯にスポットを当てたクイーンの活動記録映画『ボヘミアン・ラプソディ』が10月24日に英国、11月2日に米国で封切られ、日本でも11月9日から全国で上映されています。

既に世界中で記録的な大ヒット作品となっており、日本でも最終的な興行収入が50億円超となるのは確実と伝えられています。海外ロックバンドの伝記映画が、日本での観客動員数が数週間にわたって第1位というのは異例と言っていいでしょう。既に映画館で観て、筆者と同じように、溢れる涙をこらえ切れなかった人も多いのではないでしょうか。

なお、全世界での興行収入は既に500億円を突破している模様であり、最終的な数字が注目されます。

クイーン人気は日本で火がついた

さて、ご存じの方も多いとは思いますが、クイーンについて簡単に紹介しましょう。クイーンは、前身バンドを経て、1971年に結成されました。メンバーは、フレディ・マーキュリー(リードボーカル、ピアノ)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)、ジョン・ディーコン(ベース)の4人。

英国でのデビュー後、早い内から日本で人気に火が付き、初来日コンサートは大盛況だったようです。その後は母国の英国はもとより、米国でも徐々に売上が伸びて人気ロックバンドの仲間入りを果たします。1980年代前半にかけては大ヒット曲を連発し、押しも押されもせぬ世界的なスーパーグループとなりました。

主なヒット曲には「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」「愛という名の欲望」「地獄へ道づれ」「RADIO GA GA」など挙げだしたらキリがありません。

このうち、商業的に最も成功した楽曲は「地獄へ道づれ」ですが、今も頻繁に耳にするのは「伝説のチャンピオン」でしょう。サッカーW杯のような大きなスポーツイベントの表彰式後に必ずと言っていいほど流れますので、聴いたことがある人は多いはずです。

なぜクイーンが“伝説の”ロックバンドと呼ばれるのか?