3. 甘えん坊かつ、食いしん坊!知られざる「おもち」くんの日常

最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。

――猫ちゃんとの出会いのエピソードを教えてください。

家族に喘息持ちがいて、ずっと猫を飼うのは無理だと思っていました。そんな中で知ったのが、低アレルゲンの猫種・サイベリアンの存在でした。
半信半疑で見学に行ったら、驚くことに喘息の症状が全く出なかったんです。「これなら一緒に暮らせるかもしれない!」と思い、サイベリアン専門のブリーダーさんを探しました。
さらに「甘えん坊で、一緒に添い寝できる子」を希望して見学したのが、千葉県のサイベリアンブリーダー、木津秀美さんのもと。木津さんのところでは、生まれてからすぐに添い寝の練習を始めるほど、甘えん坊で添い寝が出来る猫にこだわって育てています。
そこで出会ったのが、まだ小さなおもちでした。
手のひらに乗せたら、ふわふわで、あたたかくて、抱っこした瞬間、私の手のひらの中でスースーと寝息をたてて寝てしまいました。胸がぎゅっとなるくらい、かわいくて、すぐにこの子を家族に迎えよう、と決断しました。

――お名前の由来はありますか?

おもちの名前は、出会った時の姿から名付けました。見学の際に、白くて、ふわふわで、手のひらで丸くなって眠る様子がまるでおもちみたいだったんです。それで、“おもち”に即決しました!
名前の通り、今でもふわふわもちもちな毛並みと甘えん坊な性格で家族を癒してくれています。

――普段はどのような子ですか?

とにかく甘えん坊。そして食いしん坊。
食いしん坊すぎて、コンロの上にあった鍋を床に落としたり、棚をこじ開けてお菓子を引っ張り出したり、やんちゃさんです。
それでも一番好きなのは“人のそば”。家族がいると、必ずすり寄って近くでリラックスしています。
さらに、「お散歩」が大好き!夜になると「行こう!」と扉の前でアピールしてきます。外に出ると、シッポをピーンと立てて、いろんなものに興味津々。探検家気分で歩いています。

――自慢のポイントは何ですか?

どんな場所にも一緒に出かけられることです。
車も電車もバスも船も、全然へっちゃらです。どこに行くにも一緒なので、旅先でも散歩しながら同じ景色や体験を共有することができます。おもちがそばにいるだけで、普通の散歩やドライブも、特別な時間になります。

おもちと外を歩いていると、よく声をかけられます。体格がしっかりどっしりしているので、「犬ですか?」と聞かれることも多いです。そのときは「犬です」と冗談で答えています笑。

ーー以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。@nekonenkoさん、ありがとうございました!

@nekonenkoさんは、今回ご紹介した投稿のほかにも、愛猫の投稿をたくさんしていらっしゃいます。気になる方はご覧になってはいかがでしょうか。

4. 猫の入手先は保護猫が約4割

幸せそうな猫

幸せそうな猫

Natalia7/shutterstock.com

一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和6年 全国犬猫飼育実態調査」によると、ペットとしての猫の入手先として多いものは以下のようになりました。

4.1 猫の入手先

  • 1位 33.6%:野良猫を拾った
  • 2位 20.4%:友人/知人/親族からの無償譲渡
  • 3位 16.7%:ペットショップで購入
  • 4位 8.0%:譲渡会を通じての無償譲渡
  • 5位 5.1%:友人/知人/親族からの譲渡・購入

※集計ベース:猫飼育者 アンケート人数886人

保護猫に明確な定義はないですが、上記の「野良猫を拾った」「友人/知人/親族からの無償譲渡」「譲渡会を通じての無償譲渡」などを経由して飼っている猫を、一般的に保護猫と呼ぶのではないでしょうか。

また「保護猫」に該当すると思われる上記ランキングの1位、2位、4位を合算してみると「ペットとしての猫の5割以上は保護猫」という状況が推察できます。