【6月13日支給分から増える】「老齢年金生活者支援給付金」支給要件や2025年度の給付基準額をわかりやすく解説！支給対象となる方は申請が必要《請求書の記入例》もご紹介

総務省が2025年5月30日に「2020年基準消費者物価指数東京都区部 2025年(令和7年)5月分（中旬速報値）」を公表しました。

2025年5月の東京都区部の消費者物価指数（総合指数）は、前年同月と比べ3.4％も上昇しています。

物価高騰により、多くのご家庭に負担が生じていることが考えられます。

なかでも、年金を受給しながら生活している世帯の方はとくに、家計が圧迫されているかもしれません。

2019年にスタートした恒久的な制度として「年金生活者支援給付金」があります。

年金生活者支援給付金は、2025年度に増額改定され、6月13日支給分より増えることが決定しています。

なお、年金生活者支援給付金は基礎年金の種類によって3種類あります。

今回は「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件や2025年度の給付基準額についてわかりやすく解説します。

また、支給対象となる方は、申請が必要となっておりますので請求書の記入例もご紹介します。

1. 3種類の「年金生活者支援給付金」とは？

「年金生活者支援給付金」は、低所得の年金受給者の生活を支えるための給付金制度です。財源の一部は、消費税率の引き上げ分が充てられています。

2カ月に一度、年金に上乗せして支給されるもので、受給中の年金に合わせて、以下の3種類が設けられています。

このうち、シニア世帯の暮らしとかかわりが深い「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件について見ていきましょう。