2. 梅雨前に植えたい!初夏~秋ずっと咲く「暑さに強い一年草」3選

2.1 小鳥の口のような花がキュートな「トレニア」

株いっぱいにかわいい花を咲かせる「トレニア」

トレニアの花。色は紫と白

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小鳥が口を開けているような、キュートな小花を株いっぱいに咲かせるトレニア。花がスミレに似ていることから「夏スミレ」という名前でも親しまれています。

花色には青や紫、ピンクをはじめ、青×紫、白×ピンク、黄色×黒などの複色種も豊富。庭や花壇に植えたいときは株のまとまりが良い「立性タイプ」を、ハンギングバスケットや壁掛け鉢で育てたいときは横方向に成長する「ほふく性タイプ」をセレクトしましょう。

明るい日陰でも育てられますが、花数を多くしたいときは日当たりと風通しが良い場所での管理がおすすめ。開花期は定期的に肥料を与え、ときどき花ガラ摘みを兼ねて切り戻しすると通気性が確保されて花付きがよくなりますよ。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 まるで夏空の下の麦わら帽子「マリーゴールド」

輝くビタミンカラーが元気をくれる「マリーゴールド」(写真はアフリカン系)

Walter Erhardt/shutterstock.com

マリーゴールドは、夏空に映える美しいビタミンカラーが魅力。丈夫な性質で育てやすいため、公園や学校、街路の植え込みなど公共の場でも多く育てられています。

花も草丈もコンパクトな「フレンチ」系や、大きな花が咲き猛暑にも強い「アフリカン」系などいくつかの系統があり、それぞれ多くの品種があります。また、よく見かけるオレンジや黄色の花色以外にも、白や赤、黄色×赤の複色などカラーも豊富。好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

マリーゴールドの香りは害虫予防になると言われているため、コンパニオンプランツとして家庭菜園に植えてみるのもおすすめ。日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。

※参考価格:100円~400円前後(3号ポット苗)