6. 【老齢年金一覧表】厚生年金《60歳~90歳以上》の年金平均月額はいくら?(1歳刻みで見る)
引き続き厚生年金の年金月額(※)についても見ていきます。
※ここでご紹介する厚生年金の年金月額には、国民年金の月額部分が含まれています。
6.1 【老齢年金一覧表】厚生年金《60歳代》の年金平均月額はいくら?(60歳~69歳)
- 60歳:9万6492円
 - 61歳:10万317円
 - 62歳:6万3244円
 - 63歳:6万5313円
 - 64歳:8万1700円
 - 65歳:14万5876円
 - 66歳:14万8285円
 - 67歳:14万9205円
 - 68歳:14万7862円
 - 69歳:14万5960円
 
6.2 【老齢年金一覧表】厚生年金《70歳代》の年金平均月額はいくら?(70歳~79歳)
- 70歳:14万4773円
 - 71歳:14万3521円
 - 72歳:14万2248円
 - 73歳:14万4251円
 - 74歳:14万7684円
 - 75歳:14万7455円
 - 76歳:14万7152円
 - 77歳:14万7070円
 - 78歳:14万9232円
 - 79歳:14万9883円
 
6.3 【老齢年金一覧表】厚生年金《80歳代》の年金平均月額はいくら?(80歳~89歳)
- 80歳:15万1580円
 - 81歳:15万3834円
 - 82歳:15万6103円
 - 83歳:15万8631円
 - 84歳:16万59円
 - 85歳:16万1684円
 - 86歳:16万1870円
 - 87歳:16万2514円
 - 88歳:16万3198円
 - 89歳:16万2841円
 
6.4 【老齢年金一覧表】厚生年金《90歳以上》の年金平均月額はいくら?
- 90歳以上:16万721円
 
65歳以上の各年齢で、平均年金月額は14万円台~16万円台におさまっています。
64歳までの受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している人(※)や、繰上げ受給をしている人の年金額となるため、低くなっています。
※ 特別支給の老齢厚生年金:昭和60年の法改正により厚生年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられた際、受給開始年齢を段階的に引き上げるために設けられた制度。年齢など一定条件を満たす場合に受け取ることができます。
7. まとめにかえて
現シニア世代の年金平均受給額を見て、将来の受取額に不安を感じた人もいるのではないでしょうか。
物価高やインフレを加味して考えると、将来年金だけで理想のセカンドライフを実現するのは難しいのが現実でしょう。
特に自営業やフリーランスで働いている人は国民年金のみの受給になるため、より一層自助努力が必要になります。
まずは、老後までに貯めたい目標額を決め、逆算して毎月の積立額を決めるようにしましょう。
銀行預金よりも高い利回りが期待できる運用商品を活用することで、毎月の積立額を少なく済ませることもできるかもしれません。
ただし、運用には元本割れのリスクも伴います。たとえば投資信託の場合、将来の利回りは保障されていません。
メリットとデメリットを天秤にかけ、自分に合った資産形成の方法を見つけてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
 - 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
 - 日本年金機構「年金生活者支援給付金」
 - 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
 - 日本年金機構 年金用語集「は行 被用者年金」
 - 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
 - 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
 - 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金」
 - 日本年金機構「基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について」
 
橋本 優理



