4. 働くシニアの割合は?老後について備えよう

まとまった貯蓄がない場合、長く働き続ける方もいると思います。

厚生労働省「令和6年版高齢社会白書」より、65歳以上の就業率を確認しましょう。

労働力人口比率の推移

労働力人口比率の推移

出所:厚生労働省「令和6年版高齢社会白書」

4.1 65歳上の就業率(2023年)

  • 65~69歳:53.5%
  • 70~74歳:34.5%
  • 75歳以上:11.5%

現代では60歳代後半の方はおよそ半数の方が就業しています。

70歳代前半でもおよそ3人に1人が、75歳以上では約1割の方が働いているとわかりました。

2003年の就業率は65~69歳で34.7%、70~74歳で21.4%、75歳以上で9.1%でしたから、基本的に働くシニアは増加しています。

老後生活のために備える場合、「できるだけ長く働き続ける」も一つの選択肢です。

現代ではさまざまな職種や働き方が増えていますから、40~50歳代のころから老後に向けて長く収入を得続けられる仕事探しをするのも一つでしょう。

一方で、いつまで働けるかわからないこと、またおひとりさまは自分が働くしかないことも一つのリスクです。

資産運用をとりいれると、損をするリスクはありますが、「お金に働いてもらう」という選択肢を得ることもできます。

老後に備える方法は預貯金などの貯蓄や公的年金を増やす、私的年金で備える、長く働き続けるなどのありますが、資産運用もまずは情報収集してみるとよいでしょう。

ほかにも老後に備える方法について調べ、自身に合った方法を考えてみてくださいね。

参考資料

宮野 茉莉子