8. 【年金を知る】「ねんきんネット」とはなんですか?
自分の年金見込み額を知るには「ねんきんネット」が有用とお伝えしました。ここでは、若い世代が最低限知っておきたい「年金」の基本について、説明します。
8.1 Q 名前を聞いたことがあるけれど…「ねんきんネット」とはどのようなものですか?
→A 年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです!
「ねんきんネット」では、年金に関する各種手続きも行えます。24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できるので、とても便利ですね。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
※昭和61年4月以前に年金受給権が発生した老齢年金受給者の方はご利用いただけません。
登録方法は下記の2種類です。
- マイナポータルとの連携
- ユーザIDの取得
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
9. まとめ
ここまで、2025年度における「現役時代の働き方」や「収入別」で年金の目安額を見ていきました。
また一覧表をもとに、60歳代~80歳代の厚生年金・国民年金「平均年金月額」について詳しくご紹介しました。
なかには「年金のみで、老後の生活を送ることは少し難しい」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現役世代の方は、今のうちから老後の資産形成について考えておくことが大切です。
たとえば、公的年金のみで老後の生活を過ごすことが難しいと感じた場合、私的年金を活用する方法もあります。
私的年金は、公的年金とは異なり、必ず入らなければならないものではありません。
任意で加入して、将来に向けて積み立てをする年金です。
私的年金の種類として、国民年金基金や個人年金保険、iDeCoなど、さまざまな種類があります。
老後に必要な生活費や、年金見込み額などを確認したうえで、ライフスタイルに合った方法で将来への備えを検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「ねんきんネット」とは?
- 厚生労働省「私的年金制度の概要(企業年金、個人年金)」
筒井 亮鳳