2. 25日線を挽回し上昇。3万6000円台に迫る
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。4月7日には一時、3万1000円を割り込み、3万792円まで下落しました。ただ、その後大きく反発すると、10日には終値ベースで、3万4000円台を回復しました。その後も、じりじりと切りあがり、先週には3万5000円台を回復しました。週末には一時、3万5835円と、3万6000円をうかがう動きでした。
今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。先週の上昇で25日移動平均線を回復しました。4月上旬にあけた窓を埋めています。今後、3月下旬に窓をあけて下落した分を埋めていけば、さらに上昇に弾みがつくでしょう。そのためにはまずは心理的節目となる3万6000円台、さらに3万7000円台を挽回したいところです。そのあたりでは、75日線、200日線などの主要な移動平均線も回復することになります。まずは今週、3万6000円台を回復できるかどうか注目したいところです。
参考資料
下原 一晃